導入企業様インタビュー vol.2株式会社 ビジョンサービス様
50年以上前から広告放送業界に なくてはならない企業として発展を続ける
株式会社ビジョンサービス様は50年以上にも亘り、広告放送業界のサポート役として、また広告代理店とテレビ・ラジオ局とのパイプ役としてなくてはならない企業として発展を続けられております。今回は50年以上にわたって発展し続けるビジョンサービス様と社員教育の関係について、代表取締役社長 屋代 英男様にお話を聞かせていただきました。
ビジョンサービスの「ビジョン」とは
株式会社ビジョンサービスの創業は1967年(昭和42年)で、今年で56年目を迎えられました。屋代社長の先代が今から56年前に起業され、社名を「ビジョンサービス」とされました。「ビジョン」といえば「理念」、「将来の構想」などのイメージで使われていますが、ビジョンサービスの「ビジョン」は「テレビジョン」の「ビジョン」から社名を決められたとのことでした。創業の昭和42年と言えば、民放のテレビ放送スタートが昭和28年、東京オリンピックが昭和39年ですので、それから数年後には「これから放送広告業界は大きく発展する」と判断され決断し、起業された行動力はこの社名からもわかるかと思われます。
雨の日は特別な日
日本で初めて放送されたCMは1953年(昭和28年)、そこから高度成長期、東京オリンピックと一気にCMの需要が高まります。その頃はCM制作会社、広告代理店がCMを作成し、そのテープをそれぞれテレビ局、ラジオ局に運んでいました。当時、制作会社、広告代理店は銀座付近に集中しており、「このテープの流通にビジネスチャンスがないか?」、「流通システムがなければ、自分で作ればいい」と閃いたのが、雨の日だったということでした。広告代理店とテレビ・ラジオ局を結ぶ定期的な流通ルートを作成し、運用するビジネスを作り上げ、現在でもビジョンサービスの根幹となる業務になっています。屋代社長は今でも雨は特別な日で、創業時の先代の想いを思い出すとお話しをされていました。
広告放送業界において、なくてはならない存在に
1980年になるとCMも多様化の時代に移ります。次から次へと新しいCMが作り上げられ、どの時間帯に、またはどのような番組の後に、どのようなCMを流せば効果的なのか・・・。広告代理店の要求も高くなり、広告代理店とラジオ・テレビ局とのCM枠のスケジュール管理がかなり複雑になっていきます。そこでビジョンサービスではテープの流通業務だけではなく、そのCM枠のスケジュール管理を専門的にできる人材を育て、広告代理店やテレビ局に常駐させることができれば、『なくてはならない存在になる』と考えられました。そして1981年よりCMスケジュール運用を専門とする社員を広告会社、ラジオ・テレビ局に駐在させる業務がスタートし、現在に至ります。この特殊な運用技術を持つ企業は少なく、広告放送業界において、必要不可欠な企業となられました。
屋代社長になり社員教育に力を入れる
会社の代表職を先代から屋代社長に引き継がれたときには、すでに他社にはないノウハウ、業務を持たれており、業績は安定されてました。そこで、次の段階として人材育成が重要と考えられていた屋代社長のもとへ弊社の営業が電話させていただいたのが社員教育研究所との繋がりのスタートでした。まずは自分自身から研修に参加しなければということで、2009年屋代社長自身が特別社長コースに参加されました。その時の感想は「とにかく厳しかった。靴の並べ方で怒られるとは・・・。しかし、そこで当たり前のことを当たり前にやることの大切さ、凡事徹底の重要性を一つひとつ体感して学べました。また、そこで一緒だった社長とは15年たった今でも会い、同士のような存在です。」とのことでした。そこからコロナ禍を除き、毎年新入社員様を研修にご派遣いただいています。
新入社員研修後、常駐先企業でも高評価
新入社員の皆様は弊社3日間合宿「Goフレッシュマン現代の行動学」にご参加いただいております。
参加される前の新入社員は事前情報などで不安を感じることが多いようですが、研修後の表情を見ると研修に派遣してよかったと感じられるそうです。特に初めて新入社員研修に参加させた頃、駐在している広告代理店、ラジオ・テレビ局の方がその変化度に驚いたそうです。現在ではそれが定着し、駐在先では「ビジョンサービスのスタッフは声が大きく、笑顔がいい」と当たり前になっているとのことでした。
屋代社長と鷲雄会
屋代社長は弊社ユーザー経営者の会「鷲雄会」の会員であり、ここ数年皆勤賞を受賞されるなど積極的にご参加いただいております。屋代社長にとって鷲雄会は仲間であり、ライバルの集まりとのことでした。経営者としての悩みを打ち明け、会員同士で解決策を考える、またときにはお酒を飲む仲間であり、同じ研修を会員様と受講すれば、他の会員の皆様に負けないように答えをひねり出す。経営者として刺激を受ける環境が鷲雄会であるということでした。来年も皆勤賞目指して、すべての定例会に参加される予定とのことです。
社員教育研究所、管理者養成学校に一言
「どんなに情報伝達システムが発展しても、ネットが普及しても人として大切なのはface to faceのコミュニケーション。講師の厳しい、そして真剣な眼差しのもと研修を受けることで、人としての厚みを創ることができる。それを実践しているのが社員教育研究所、管理者養成学校の教育です。これはビジネス研修業界において唯一無二の存在なので、いつまでも継続してほしい。新入社員が入社するたびに派遣します」とお言葉をいただきました。
取材を終えて
ビジョンサービス様も社員教育研究所も創業は1967年で同級生。また、業種は違えど新しいビジネスを考え、創業したということもあり、取材をしていて違う企業とは思えない親近感を覚えることができました。また、屋代社長の優しい雰囲気と目の奥底にある真の強さを改めて感じることができました。これからSNS運用など新しい時代に合わせてチャレンジしていく姿が眩しく感じました。今回、お忙しい中、ご協力いただき誠にありがとうございました。
株式会社 ビジョンサービス様 会社概要
会社名
株式会社 ビジョンサービス
本社所在地
東京都港区東新橋2丁目8番5号
資本金
2000万円
設立
1967年(昭和42年)7月
代表者
代表取締役社長 屋代 英男
事業内容
マスメディア関連駐在型オペレーション業務、物理メディアデリバリー業務、磁気メディアの補完・破棄業務、SNS運用
ご利用頂いている研修メニュー
監修
株式会社社員教育研究所 編集部
1967年に設立した老舗の社員研修会社。自社で研修施設も保有し、新入社員から経営者まで50年以上教育を行ってきた実績がある。30万以上の修了生を輩出している管理者養成基礎コースは2021年3月に1000期を迎え、今もなお愛され続けている。この他にも様々なお客様からのご要望にお応えできるよう、オンライン研修やカスタマイズ研修、英会話、子供の教育など様々な形で研修を展開している。
渡辺 和彦