ロジカルシンキング(論理的思考)の身につけ方

カテゴリ:中堅社員研修ロジカルシンキング研修

2018年2月1日(木)

ロジカルシンキング(論理的思考)の身につけ方

管理職として身につけておきたいスキルはさまざまなものがありますが、その基本となるものが「ロジカルシンキング」です。この論理的な考え方が身につけば、部下への指示がスムーズになったり、顧客対応を迅速に行えるといったメリットがあります。

では、ぜひ身につけておきたいロジカルシンキングは、どうすれば自分のものになるのでしょうか?ここではロジカルシンキング(論理的思考)の身につけ方をご紹介します。

ロジカルシンキングは不可欠なビジネススキル

ロジカルシンキングとは「論理的な考え」という意味ですが、ビジネスにおいては欠かせないスキルで、早いうちに身につけると仕事に対して有利になると言えます。ビジネススキルは管理職などトップにのみ必要なものではなく、新入社員や若手社員の頃から身につけようと意識すれば仕事がスムーズに運ぶことが期待でき、自分の業績にも良い影響を与えることでしょう。また部下を持つようになれば、相手に分かりやすく簡潔に情報を伝える手段が必要になるため、その場面でもロジカルシンキングは役立ちます。

結論から言い理由をあとで述べる

日本の学校教育では、起承転結という流れになるよう文章を書くことが勧められていますが、ビジネスにおいては国際基準ではありません。英語の文体が結論を述べてから理由付けをする形になっているように、結論を伝えてからその理由を説明していく伝え方がロジカルシンキングには必要なのです。

ちなみに起承転結という文章スタイルは漢詩に基づいたものであり、ビジネスのように相手を説得することを目的とする場面では使いづらいものです。なぜなら限られた時間のなか、多忙で必要なことだけを手早く知りたいもので、その前置きを長々と読んだり聞いたりする時間は勿体ないと感じることも少なくないためです。

書いて考えるクセをつける

どうやって仕事を進めるか、提案はどう行うのが良いか、いった考えをまとめる時には、紙などに書いて考えるクセをつけましょう。その時に役立つ方法のひとつに「ロジックツリー」があります。

ロジックツリーとは問題解決を目指す「なぜ」から始まるWhyツリーと「どうやって」から始まるHowツリーがあり、考えたい内容によって形を選びます。Whyツリーを作る時は、まず初めに問題を一番上に書き、そこから考えられる大まかな理由を枝分かれさせてあげていきます。そしてさらにその理由を分析し、具体的な理由を考えて書いていくという方法です。階層が増えていくほど深く考えを巡らせているということになります。

そして考えた内容を補強するには、さらにそれぞれの理由付けをする必要があります。根拠があった方がより伝えやすく、相手を説得する場合は行いやすくなるでしょう。

実践する機会を持つ

ロジカルシンキングは頭で考えるだけでなく、実際の仕事で使えて初めて役に立つものです。そのため現場で実践のようなトレーニングを行うことも必要で、トレーニングを重ねることで、実際のビジネスシーンにおいてもスムーズにロジカルシンキングが使えるようになるでしょう。

知識と実践の両方が行えてこそ役に立つロジカルシンキングトレーニングですので、職場全体でロジカルシンキングの必要性を認識し、意識ながら実践することで実務に役立てられるはずです。

対象者によって必要なロジカルシンキングは変わる

ロジカルシンキングは論理的な思考ですが、会社のトップや管理職から若手社員や新入社員までが全く同じ考え方を必要とするかと言えばそうではありません。管理職であれば、上からの指示を部下に対してスムーズかつ確実に出せるようなインプットとアウトプットの力が必要です。しかし若手社員や新入社員に必要な力は、上司から指示があった仕事が、なぜそのような結果になったのかを論理的に説明したり提案したりするものになります。

そのため、社員に対してロジカルシンキングを習得する研修を行うのであれば、それぞれの立場に応じた内容にすることが望ましいでしょう。対象となる社員に合わない研修を行うと、簡単すぎたり理解が難しかったりと、ロジカルシンキングの向上にはつながらない可能性があります。

ロジカルシンキングを身につけて一層活躍しよう

管理職から若手社員や新入社員にもぜひ身につけておきたいロジカルシンキングですが、その習得方法のポイントを以下にまとめておきます。

  • 結論から言い、理由を後から述べる
  • ロジックツリーを書いて考える
  • ロジカルシンキングの知識をトレーニングで実践する
  • 職場全体でロジカルシンキング習得の意識を持つ
  • 自分の立場にあった内容の習得を目指す

ロジカルシンキングを身につけた人が社内に増えていけば、お互いにスピーディな情報交換や情報伝達ができるようになり、取引先やお客様との交渉や話もしやすくなるものです。また上司と部下の関係もスムーズになることでしょう。



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