ロジカルシンキング研修・セミナーの一覧 | 社員研修の社員教育研究所

成長するビジネスパーソンとそうでない人の違い
成長を続けるビジネスパーソンと、そうでないビジネスパーソンとの間には、明確な違いがあります。それは「考える」姿勢を持っているかどうかです。
「考えない」社員は、自ら学び知識を得る意欲に欠け、課題発見力、職場改善能力、アイデア・企画力のいずれにも乏しくなりがち。一方、自ら考える力、つまり論理的に思考する力がある人は、実務能力の向上だけでなく、情報の収集・整理、そして相手にわかりやすく主張・伝える能力も備わっていきます。
この「考える力＝論理的な思考力」は、適切な訓練と努力によって誰でも高めることができます。

論理的思考の重要性
論理的思考（ロジカルシンキング）とは、2つの事柄の「つながり（関係性）」を正しく認識する能力です。このつながりを正しく認識できることで、物事を筋道立てて順序良く考えることが可能になります。
物事に筋道が立つと、一見複雑で難しそうな内容であっても、コミュニケーション能力が未熟な若手社員や新入社員に対しても、簡単かつ分かりやすく伝えることができ、結果として聞き手の納得度も大幅に高まります。
「論理的に考える」というと、難しい理屈を並べて相手を言い負かすような印象を持たれるかもしれません。しかし本来のロジカルシンキングとは、難しい問題をシンプルに整理した上で検証し、解決に至る最短ルートを導き出す力のことです。
自分自身の強みを分かりやすく伝える、質問の意図を正確に汲み取る、そして質問に対して簡潔に回答するといったことが可能になるため、営業のように限られた時間内で自社の商品を効果的に売り込む必要がある場面で非常に役立ちます。
また、プレゼンテーションや商談などの現場で自社の商品やサービスが必要な理由を短時間で伝えることもできます。このように、ロジカルシンキングはビジネスシーンにおいて極めて有効な、必ず身に付けておくべきスキルなのです。

ロジカルシンキングの不足が引き起こす企業リスク
この思考ができない人材が企業のリーダー、上司、あるいは管理職という立場に就いてしまうと、業務で発生している無駄や問題の状況を具体的な数値で正確に捉えられず、結果として効果的な今後の実施方策を立てることができません。
また、正しい判断や結論を出せるかという不安から、自分で深く考えることを避け、他者の意見や考えに依存してしまう場合もあります。さらには、職場の問題点を発見することすらできず、結果として何も行動を起こせないという状況を招くこともあります。

社員教育研究所の研修プログラム
そこで当社「社員教育研究所」では、論理的思考を“身に染み込ませ”習慣化させるプログラム・セミナーを多数ご用意しております。その一例としてご紹介したいのが「判断、決断そして問題解決学」です。

研修の特徴とねらい
このコースでは、正しい判断を下すために必要なロジカルシンキングを、ワークや総合演習内で多用し、実践的に学んでいきます。このセミナーの狙いとして以下の目標を設定しています。
・問題を正しく解決する能力の向上
・分析力の強化と問題点の具体化能力の向上
・常に原因と対策を確実に5つ以上出す習慣の体得
・経営者的判断を学ぶ
・最良の対策を考え出す判断力の養成
・職場の問題点を速やかに改善する技術の向上
・正しい原因を究明するノウハウの習得
具体的な研修項目の一つが「職場の問題抽出30問」。あらゆる角度から受講者が所属する職場の問題点を抽出し、30個リストアップします。その問題点をただ並べるだけでなく、当社独自の6段階の緻密な知的作業を用いて具体的な対策までを徹底的に練り上げます。
判断決断とは、この6段階の手順を正確に行うことに他なりません。この手順を一つでもおろそかにしてしまうと、良策を得られる確率は大きく低下します。裏を返せば、誰でも正しい手順を踏んで取り組めば、効果的な対策を立てることが可能であるということです。
研修を通じて得ることができた具体的な対策法は、研修終了後、すぐに企業内で実践していただける内容ばかりです。必ず企業を良い方向へ導くきっかけになることをお約束します。

知識定着と即時応用を可能にする独自の研修スタイル
当社研修の大きな特徴は、書籍を使わないスタイルを採用していること。このメリットは、参加者が自ら積極的に取り組まなければ進まないワークを経験することで、実務に戻った際にスキル・コツをすぐに応用できる点にあります。
論理的思考力のステップアップを実感し、会議、報告書などの文書作成、部下への目標説明の仕方など、日々の様々なシーンで「以前よりもスムーズかつクリアな思考」で取り組めるようになります。

なぜ実践中心の研修形式が有効なのか
実践ワークを中心に据えた研修形式には、学んだ知識を“形にする”という意味があります。受講者が自発的に“考えて動く”時間を確保することで、研修で得た概念や手法が記憶に残りやすく、実務へ定着しやすくなります。
また、暗記型・講義型だけでは得にくい「自分で思考を構築する力」が養われ、研修後すぐに「考える→伝える」というサイクルを業務に取り入れられるようになります。

クリティカル思考・ラテラル思考の重要性
ロジカルシンキングだけでは、どうしてもロジックに偏りが生じてしまうことも事実です。その解決策はバランスの良い思考の仕方を意識することであり、次の２つの思考法を併用することが効果的です。
・クリティカルシンキング：事実と思われていることが本当に真実かどうかを問い、常識や慣習、思考習慣に潜むバイアスを検証する思考法。
・ラテラルシンキング：既成概念や前提条件を取り払い、自由に仮説を立て発想を広げていく思考法。ロジカルシンキングが「縦に深く考えていく」思考であるのに対し、ラテラルシンキングは「枠を外して横に広げて考える」思考です。
ロジカルシンキングで「道筋」を立て、クリティカルシンキングで「道筋の正しさ」を検証し、ラテラルシンキングで「新しい道筋」を探る。これらを組み合わせることで、現実的な実行力と革新的な創造性を両立させた、次世代のビジネスリーダーを育成することが可能になります。
弊社研修では、これらの補完的な思考もカリキュラムに組み込むことで、ロジカルシンキングの真価を引き出すことを目指します。

社員教育研究所にお任せください
研修の導入にあたっては、ご予算や目的に応じた内容のカスタマイズも可能です。より高度な実践的ロジカルシンキング力を身に付ける手法の一つとして、社員教育研究所の研修をぜひご活用ください。