「リーダーシップ研修」の検索結果一覧

リーダーとはその組織の求心力の中心となる人物のことであり、その課題・役割を定義すると組織・企業の中で働く人々を束ねるよう取り組み、明確なビジョンを示し、統率することです。そしてリーダーシップとはその統率すること自体を指し、統率する力、つまりは人と信頼関係を構築し、この人についていこうと思わせ、人々をまとめる属人的影響力を意味します。多様化が進む現代社会においては、リーダーの中でも特に目標を掲げて計画的にPDCAサイクルを回し、新たな方向に人々を向かわせ、社員を率いて変革に巻き込むことが出来、また人々が変革に対して抱く恐れを拭いチャレンジし続ける DNA の植えつけを行い、社内外の抵抗に屈することなく変革を実行していくという強力なリーダーシップを備えたリーダー像が求められます。では自分が課長などの役職につけばその日からそれにふさわしいリーダーシップ・人間力が身につくのかといえば、それはそうとは限りません。確かに人によっては課長などの役職についてから見違えるほどにその人なりのスケールを大きくし、周囲の期待に応えられる指導力・統率力を発揮し出す人もいます。しかしその一方で、ある役職についても相変らずその本人が自分の立場でそこに求められている役割機能を十分に理解できずに、的確な指導力・統率力を発揮できないという人もいます。随分昔にはリーダーシップは教育や訓練で身につくものではなく、ある限られた人間が生まれつき持った天性からの資質なのだといったとらえ方をされてきました。しかしながら現在ではこのリーダーシップ資質論は退けられ、リーダーとは育成可能なもの、リーダーシップは本人の自覚さえあれば教育や訓練で身につけられるものといった機能論がごく普通の考え方です。機能とは働きのことですから言ってみればリーダーになったらリーダーとしてふさわしい働きをしてくれれば組織のニーズに合致しているというわけです。リーダーシップは能力ではなくチームや組織を動かすスキル、つまり後天的に習得できるものなのです。
ではこのようなリーダーシップを身につけるにはどのような能力を磨いていけば良いのでしょうか。磨いていくべきスキルとして3つの能力がよく挙げられます。その3つとは状況認識能力(コンセプチュアルスキル)、対人関係能力(ヒューマンスキル)、業務遂行上の専門知識・技術(テクニカルスキル)です。そして職場のリーダーである管理職は日常実施している業務的なテクニカルスキルよりも組織的な問題意識とその解決能力(コンセプチュアルスキル)の幅を拡げ、その能力を磨いていく必要性があります。リーダーの育成研修として自社内での研修のみではなく、外部研修の利用も効果的です。他社の参加者と合同での集合研修を受講することで、自社そして自分自身を適切に振り返ることもできます。例えば社員教育研究所のミドルマネジメントセミナーの内容であればこの必要な能力を効率よく磨き上げていくことが可能です。対象者はマネジャー・マネジャー候補として育成したい若手社員等です。このコースはコンセプチュアルスキルコース(全6回)とヒューマンスキルコース(全6回)の2つの課程に分かれております。学習の進め方はどちらから受講して問題ございません。コンセプチュアルスキルコースでは、職場内の全員が納得出来る具体的な目標を設定し、部下を牽引しながら目標を浸透させ達成する管理手法を学び目標達成管理力を培います。また職場の問題を当事者意識で原因究明し、的確な分析力と具体的な対策立案力をも養います。ヒューマンスキルコースではコミュニケーション能力を醸成します。様々な部下に合わせて的確に仕事を与え信賞必罰でやる気を高める部下育成指導力、お客様に好印象を与える折衝交渉力、クレームを前向きに解決する実践力を高めます。講義中心ではなくグループワーク等実践的なカリキュラムが中心となるため、ゲーム感覚で前向きに取り組むことが可能です。また学んだ内容は今後現場ですぐ活用でき、メンバーにも共有しやすいものを多く提供しています。全課程修了後には能力認定も行っており、目に見える成果・評価としてリーダーシップを高めることが可能です。
リーダーである管理者とはメンバーである部下それぞれの能力を最大化し、その力を結集して組織の目標を達成していくことが最大の使命だといえます。管理者だけが優れた能力を持っていたとしても、それだけでは組織の力は発揮されません。また部下それぞれがたとえ高い能力を持っていたとしてもこの部分や心構えがバラバラでまとまりがつかないのではチームの力は弱体化し、理想の将来像は実現しません。しまいます。この個人の力をいかに組織力として結集していくかが重要なポイントとなり、そこにまとめ役ともいえるリーダーの存在意義が問われてくるのです。よく組織の力とは、1+1=2ではなく、そこに出てくる値は3にも4にもなるものであるといわれます。これこそが組織力・チーム力といえるのです。個人個人の力を組織力に結集するにはそこには全員で目指す共通目標がどうしても必要となります。それと同時にそこにいる1人ひとりの間の意思疎通、コミュニケーション、フィードバックが欠けては協力意識が生まれてきません。また、各々が自分の果たすべき役割を十分に心得、目標達成への意欲的な役割行動を起こすことが求められます。チームプレイに不可欠なこの組織の3要素(共通目標・コミュニケーション力・貢献意欲)を常に念頭に置き、組織開発の明確なビジョンを描き。個々人のモチベーション・力・経験を集団の力に転化させていくこと、これこそが時代が求めるリーダー像なのです。またマネジャーや経営層など組織のトップだけがリーダーシップを身に着けていればよいと思われがちですが、それは間違いです。リーダーシップはビジネスに携わるチーム全員・組織全員が身に着けておくべき大切なことです。全員が物事の方向性を決め、的確な判断を下せるようにならねばならないのです。社員教育研究所の研修サービスのひとつリーダー育成対象コースでは、短期間でその極意をお伝えいたします。研修事例・テキスト資料も取り揃えております。目的に応じた研修プログラム・演習内容のカスタマイズも可能です。会社への講師派遣も承っております。詳細はお問い合わせください。受講者の研修後の変化・成長・あり方、自社環境を活性化させるきっかけとなるようなフィードバックを楽しみにしていてください。

pagetop