新人管理職が押さえるべきマネジメントの基本

カテゴリ:マネジメント

2016年7月29日(金)

新人管理職が押さえるべきマネジメントの基本

「名選手、名監督ならず」という言葉が示すように、選手として実力がある人が、必ずしもその分野で人を教えることにも才があるかというとそうでもないことが多いようです。確かに人を教え引っ張ることは大変なことです。しかし企業や会社の中ではそんなことは言っていられません。元来人を引っ張るタイプではない人が管理職に就かざるを得ない場合も多いでしょう。そのような方たちも苦手意識をなくし、管理職を立派にこなし、マネジメント業務を遂行していくことができます。新人管理職の人が抑えておくべきポイントにはどのようなものがあるでしょうか。

良い管理職を誕生させるには

まず最初に企業はどのようにして良い管理職を誕生させることができるでしょうか?それは良い管理、マネジメントの下で人を育成することにより、その人物もまた同じく良い管理やマネジメント業務を果たせる人材へと成長させていくことができます。企業側は新しい人材から管理職を生み出したかったら、マネジメントの基本を示してあげるような形で教育を施して行くことが必要です。

また、新人のうちから将来は管理職になるのだということ、マネジメントする側に回るのだという意識を植え付けていくことも大切です。そうした心づもりが早いうちから出来ていれば、仕事を覚えていく過程において、マネジメントスキルも徐々に身につけていく可能性は高いでしょう。

新人管理職が最初に抑えるべきポイント

新人管理職が最初に意識しておくべきポイントはどのようなものでしょうか。次の点を覚えておきましょう。部下はあなたの持つ資格や能力よりもあなたの持つ「人格」の方に興味があります。つまり部下との人間関係を良好にする必要があるということです。世代や感覚が違う人たちと人間関係を築くのは容易ではありません。

多くの場合あなた自身が新人の時に上司や先輩から示されて嬉しかった態度、逆に嫌だった言動を時間をとって思い出すことでこの問題は解決するでしょう。自分がされてうれしかったことを部下にもするように心がけましょう。自分がされて嫌だったことは、「今度は自分が部下にする番」などと思わずに、そうした言動を避けるように努力しましょう。

具体的な業務の目標や課題を設定する

日々の業務の中ではかなりシステマチックに物事が進んでいくことが多いことでしょう。それで積極的なマネジメントをするためにも、より具体的な業務上の目標や課題を設定して、部下に特定のゴールに注意を向かわせることが必要です。ただなんとなく日々の仕事をこなすというマンネリ感を打ち消し、目的意識を持っていきいきとした雰囲気を創り出すためにも、目標や課題をクリアするために具体的な方策を管理職の立場で打ち出していくことが求められます。

こうした目標や課題は短期のものから中期のものを順次展開させていく必要があります。特に新人管理職の方であれば、一週間や二週間程度の短期の目標を設定して、目標の設定→課題の発見→計画の見直し→実行と見直しというサイクルをなるべく多くチームとして経験していくようリードすることが必要です。

論理的な説明によるマネジメント

さて、スポーツの名選手が名監督になれない場合、なにが原因なのでしょうか?それは恐らく自分ができていたプレーを論理的に人に教えることが出来ないという点でしょう。感覚的にプレーしていた人であれば、それを言葉にして論理的に人に教えることが難しいのは当然かもしれません。ここからわかるように、人を、グループをマネジメントするためには、論理的に物事を説明する能力が求められます。

新人管理職の場合気をつけるべき点があります。「何」をすべきかではなく、「なぜ」それをすべきか、「どのように」すべきかをきちんと論理的に説明するよう気をつけましょう。それによって部下に思考力を培うよう訓練することができるでしょう。

仕事や責任を任せることによって信頼を示す

新人管理職にとって一番の恐怖とはなんでしょうか?それは部下のミスによって管理者としての自分の責任や実力が問われることではないでしょうか。こうした不安はある程度仕方がないかもしれません。しかしこうした気持ちが強すぎると、部下に対する言動や扱い方にマイナスな影響が及ぶかもしれません。部下をしっかりとマネジメントしたいのであれば、何をなぜどのようにやるかという説明に加え、仕事や責任をある程度任せ、信頼を示すことが必要です。結果的にそれが全体のレベルアップにつながっていきます。

マネジメントを楽しむ

スポーツの監督は選手たちが多くの問題を乗り越え成長していく様を見て楽しく感じることでしょう。職場のマネージャー、管理職の方たちはそこまで悠長なことは言っていられません。とはいえ、部下たちとの切磋琢磨や成長を楽しめるようでなければ、大変な管理職という役割をずっと続けていくことは難しいでしょう。

良い人間関係の構築、目標や課題の設定、論理的な説明と仕事をしっかり任せることによって仕事をしっかりと回していける管理者になるよう努めていきましょう。



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