結局リーダーシップとはどういったものなのか
2017年6月16日(金)
上司はリーダーシップを発揮する必要があると言われますが、ではリーダーシップとはどのようなものでしょうか?独創的でカリスマ性を発揮することでしょうか?それとも組織をまとめていくような協調性があることでしょうか?ここでは、部下に愛され、しかも仕事でも結果を出していくことができる、リーダーシップを発揮できる上司像についてみていきましょう。
素晴らしいリーダー像とは?
「部下が何度言ってもいうことを聞いてくれない」「こちらの助言が入っていかない」などと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。リーダーシップが不足している場合、部下を上手に指導することが出来ません。
では、リーダーシップを発揮できる素晴らしい上司像とはどのようなものなのでしょうか?
素晴らしいリーダーになるためには、人を動かす力が必要です。さらにはどのような方向に向かっていくべきか、省みながら周囲を見据える力も必要ですし、リーダーとしてメンバーを率いるためにも、自分の強みを知っておくことが重要になると考えられます。
将来を見据える力について
リーダたるもの、常に方向性を決めていく決断力が必要です。そのためには自信をもって、物事をどのように進めていくかを示さなければなりません。自信を持って自ら進んでいくためには、どのようなメリットがあるのか、また、どのようなリスクがあるのか、いつも考えながら行動する必要があるため、決断力が重要となってくるのです。
不安な気持ちのまま不確実な方向を示しても、誰もついては来ないでしょう。しっかり自信を持って将来を見据えることが大切です。
強みを持つこと
リーダーシップを発揮するには、自信がなければの多くの人を率いることは出来ないでしょう。そのためには、人に自信をもってアピールできるような長所や強味を自らが知ることが重要になってきます。将来を見抜く力があるということが強味になる人もいるでしょうし、他の人よりも何らかの優れた能力があるという人も、それが強みとなるでしょう。また、常に学び続け知識を得ることも大きな強みになります。優れた何かを持っている人に対して、人は信頼し従うものなのです。ただし、優れた能力を持っているからと言ってそこで満足していてはいけません。学び続け、向上することこそが重要ですし、こうして常に学びの心を持っている人に対して、周囲が尊敬の念を抱くことにつながるでしょう。
組織を動かす力を持つこと
リーダーシップを発揮できる人は、組織を動かすことに優れています。組織のメンバー一人ひとりの特性を理解し細やかな対応ができるので、この上司についていきたいと思われるのです。
組織の一人ひとりに対して細やかな対応ができれば、組織内の人間関係が悪化することもないですし、チームワークを高め、組織力の強化にもつながります。
メンバーに対して話をよく聞く
組織のメンバーにはいろいろな人がいます。仕事に対して心に大きな負担を感じている人もいれば、仕事にやる気を感じて意欲的に取り組む人もいます。スキルだけを見るのではなく、精神的なケアも行うことがリーダーシップに深く関係してきます。心に負担を感じている人に対して細やかなメンタルケアを行っていけば、頼れる上司と感じられるでしょう。
優しさをはき違えないこと
優しい=良いリーダーではありません。ミスがあった部下に注意をして傷つけてはよくないと考え、注意をせず褒めることばかりに集中してしまう上司がいます。これはまちがった優しさです。部下にきちんとした指示や指導ができなければ、正しい方向に導くことが出来ず、仕事がスムーズに進まなくなってしまうでしょう。
部下からよい上司と思われたい、部下との間にひずみを生じさせたくない、という思いが強すぎて、きちんと注意することが出来なければ、甘い上司となって部下に軽んじられてしまいます。自分が疎まれるかもしれないなどと考えずに、間違いは間違だと指摘し、正しい方向に導くことが重要なのです。叱り育てることも必要になる時があります。叱られた瞬間は落ち込んだとしても、長期的にみれば、「あの時に注意をされたことが身についてよかったと気づくことに繋がる可能性もあるのです。飴ばかりではいけません。飴と鞭を使い分けることが大切なのです。
互いの信頼が大切
メンバーに求められてこそリーダーとして成立するのです。どんなに「自分がリーダーだと周囲に言っても、メンバーが認めないのなら、例えリーダーでも人はついてきてはくれないのです。
組織をまとめたいと本気で考えるのであれば、リーダーシップについての正しい考え方を身につけ、組織のメンバーから信頼されるリーダーになりましょう。信頼はリーダーシップを発揮させるためにも必要なことなのです。