社長・経営者研修・セミナーの一覧 | 社員研修の社員教育研究所

社員教育研究所では経営者に求められる力・要素は5つあると考えます。
●現状分析力
会社の現状を多面的にとらえるところから、分析は始まります。分析項目としては、会社の強み・弱みを正しく認識する、外部環境から機会・脅威を読み取る、現場で現実に現物を確かめる三現主義を貫く、データ分析のための静態表と動態表を作り、その表から変化を見抜き将来を予見する技術を身に付けることが挙げられます。社内の一部を見て一喜一憂するのではなく、広い視野を持った現状を的確に捉えられるトップになる必要があります。

●経営計画
会社の将来はトップの舵取りで決まります。その羅針盤創りが経営者に課せられた重要任務の一つです。例えば経営理念とビジョンメイキングを明らかにしたり、中～短期間の目標を設定することが必要です。また経営マネジメントサイクル・PDCAの実践、マーケティングの基礎を知ること、財務諸表の見方を確実に抑え・分析出来るようになることも重要です。経営者がこれらの素養を身に付けた上で自分以外の経営陣と価値観を共有し、会社の方向付けを明確にすることが出来るトップにならねばなりません。

●経営者としての責任感＝経営マインド
トップは経営スキルが高いだけでは務まりません。企業理念や方針の理解はもちろん、歴代のトップの信条を理解し、社員から信頼・尊敬に値する人物である必要性があります。また一般的な管理職ではなく経営者としての立場・責任をどこまで自覚し、会社を背負っていく覚悟があるのか。このような人間力やマインドを培い、真の経営者にならねばなりません。

●問題解決力
職場には様々な問題があります。それらにいかに気付きそして手を打つかで会社の将来が左右されます。職場の問題を数多くしかも的確に認識する必要があります。そこに精神論は不要です。問題に絡む現状を経営資源から捉え、仮説検証から真の原因を究明します。必ずやり遂げる目標を設定し、数多くの行動・対策を立案すべきです。問題を先送りにせず、解決に導くことが出来るトップが必要とされます。

●人材育成力
部下の長所・短所を掴み部下を掌握し出来る様にならねばなりません。そのためには的確に仕事を与えるスキル、モチベーションを高める動機づけ、誉め、注意の仕方を身に付けるべきです。そして多様な個性を持った部下夫々の対処法を的確に守り、組織にとっての良きブレイン・本物の管理者を育成していきましょう。人を育てずして企業の将来が明るくなることはあり得ません。規律を作り守らせ、仕事をきちんと与える。信賞必罰のマネジメント力を培い、強いリーダーシップが発揮できる経営者になる必要があります。

現代の経営者に求められる「新しい力」
社会や市場の変化が激しさを増す今、経営者には従来の経験や勘に頼らない、以下のような「新しい経営力」が求められています。

●DX時代を勝ち抜く「変革力」と「データドリブン・マネジメント」
デジタルトランスフォーメーション（DX）は全てのビジネスの基礎となり、経営戦略そのものを変えています。迅速かつ正しい意思決定を行うには、勘や経験だけでなく、AIやBIツールを活用したデータドリブンな思考が不可欠です。経営環境を数字で捉え、変化をチャンスに変える「変革力」を磨くことが、これからの時代の必須条件と言えるでしょう。

●人を中心に据えたマネジメント
生産性の高い組織づくりには、社員一人ひとりが心身ともに健康で、失敗を恐れず安心して働ける環境が欠かせません。経営者が率先して「ウェルビーイング経営」や「心理的安全性」の考え方を実践することで、チームの創造性やエンゲージメントが高まります。人を中心に据えたマネジメントが、企業の持続的成長を支えるのです。

人材育成の基本
企業における人材育成の基本はトップダウン方式です。それは経営者が指示を与えるだけでなく、まずは自らが教育を受け手本を示すことを指します。社長から役員・取締役～管理職～一般社員と全社員が共通の体験・学びを得ている企業は強固な組織となります。そのためまずは経営者が学びを得ることが重要なのです。

経験知を体系化する「学び直し」の重要性
長年の経験で培った経営知識は貴重な資産です。しかし、時代と共に変化する経営環境に対応するため、この経験知を最新の知識やフレームワークと結びつけ、体系的に整理する学び直し（リスキリング）が欠かせません。
リスキリングは単なる知識更新ではなく、自社の経営課題を再点検し、未来志向の経営にアップデートする絶好の機会です。学び続ける姿勢こそが、真に尊敬されるリーダー像を形づくります。

「経営者としての責任感」を磨く場が必要
真のトップは、スキル以上に「人間力」と「マインド」が求められます。トップとしてどこまで責任を負い、信念を持って決断し続けられるかという覚悟こそが、社員の信頼と尊敬を得るのです。
そこで必要なのが、経営者同士が学び合い、刺激し合い、覚悟を磨く環境。研修などで外部の視点を得ることで、自身の経営スタイルを客観的に見つめ直すことができます。

経営者研修を行うべき理由
経営者研修は、現役のトップだけでなく、次世代のリーダー候補にも有効です。事業承継の際には、理念やビジョンを正しく継承することが求められますが、体系的な研修を通じて経営哲学や意思決定の基礎を学ぶことで、スムーズな世代交代を実現できます。未来を託す人材を育てることこそ、持続的な企業経営の第一歩です。

社員教育研究所では、経営者としての覚悟を磨き、現代的な経営スキルの習得ができる研修を多数ラインナップしています。

弊社の社長・経営者研修は、多忙な経営者でも参加可能な、マネジメント・人材育成の要点を押さえた短期間研修を行っております。自らのこれまでの企業経営を振り返り総点検することにより、会社をより成長させていくためのヒントを得られます。

また事業をゆくゆくは事業を継承する後継者の育成コースもございます。このコースの特徴としては定員は1クラス5名の少人数・個別指導制です。受講者の状況に合わせて専任講師が個別指導を行っています。また弊社の50年を超える歴史の中で培った新人から経営トップまでを網羅した豊富な研修事例をベースに経営に対する理解を深めます。