部長職・課長職に求められる役割の違い

カテゴリ:リーダーシップ

2016年8月30日(火)

部長職・課長職に求められる役割の違い

管理職として重要な立場にある部長職や課長職ですが、実際に求められている役割はそれぞれ異なっています。管理職という立場は同様ですが、分担をより明確にし、効率良く働きかけることによって、よりスムーズに仕事を進めていくことができるでしょう。そのため、具体的な役割の違いを、本人はもちろん、周囲も正しく認識していくことが求められています。

肩書きに応じた役割を確認する

課長や部長などの肩書きは、それぞれのポジションにおけるリーダー職というニュアンスがあります。各々の肩書きに応じた役割があり、それを本人と周囲が正しく把握した上で、仕事に取り組んでいく必要があります。

「課長」とは、その所属している「課」という組織における管理業務を担っています。課内における様々な責任を負い、業務の進行や管理を担当することもありますから、代表としての管理職という側面があります。

「部長」とは、その所属している「部」という組織における管理業務を担う仕事です。部内で共通の目標を達成するために、人員配置や業務の進行を考え、より的確な仕事を達成できるようにコントロールしていきます。

課長に求められる仕事内容や適性

課長に求められている役割は、その課における司令塔としての働きぶりです。課のメンバーについて正確に把握し、誰がどの仕事を、どのようなスケジュールでこなしていくのか、その結果や進捗によっては、周囲がどのようなサポートをすべきなのかなどを指示する必要があります。もちろん、命令するだけではなく、状況を逐一確認して、イレギュラーな事態には柔軟に対応できるよう、課内のコントロールを行うのも重要な仕事です。

課長には、課内における権限が与えられており、それは同時に責任にもなっています。組織内における決定権を持ち、かつ失敗をはじめとしたリスクを背負うことになります。そのため、管理職としての権限における責任感をしっかり持ち、慎重な判断をくだした上で、的確な処理を進められる人ほど、課長としての適性があると言えるでしょう。

部長に求められる仕事内容や適性

部長とは、管理職の中でも「経営職」として位置づけられるポジションです。部内における仕事と人員の管理を行う必要があるため、メンバーそれぞれのスキルを理解した上で、適切な采配と定期的な確認、非常時における臨機応変な指令を的確に行っていくスキルが求められます。

また、部長にはトップマネジメント視点が求められるため、組織内における管理をより上から行っていく必要があります。部内を管理するのはもちろん、自分の管理によって企業そのものにどのような影響が出るのか、良い方向に持っていくためには、業績アップを目指したどのようなアプローチが効果的かを俯瞰的にとらえることが求められています。

課長職と部長職の違いとは?

課長と部長は、どちらも管理職であることに違いはありませんが、求められている細かい能力や立ち位置は異なっています。

部長の場合、前述したように経営職という立場でもあるため、トップマネジメントの視点を持ち、外部適応が必要になります。変化において柔軟な対応を行った上で、時には有効な投資を考える必要があります。戦略的な事業の方向性を決定し、将来を見据えた課題を設定した上で、間接的に組織運営を行います。

それに対して課長は、現場における管理職であるため、ミドルマネジメントの視点が求められます。職場内における現場目線の管理が求められるため、内部統合に働きかけ、社内の秩序を徹底し、運用の工夫を行った上で、実績を効果的に回収することが必要です。戦術によって現場を実行管理し、柔軟な例外処理を進めた上で、現場のトラブルの解決や部下の直接教育を行います。

管理職としての人材を育成するために

企業は課長や部長など、それぞれの管理職に適した人材を、効率良く育成することが必要です。リーダーシップを発揮し、管理の立場を的確にこなせる人材がいることで、企業としての実績を守り、成長させていくことができるようになるからです。管理職や経営職のクオリティと数こそが、企業の命運であると言っても過言ではありません。

ただし、これらの人材は一朝一夕に育成出来るものではないため、計画的な育成プログラムを組み、スケジューリングを長期的な視点で行っていかなくてはいけません。適性人材の入れ替わりを行い、エネルギーがある段階でスキルを得させることが求められているのです。

それぞれの管理職の役割を達成するために

管理職というと、どうしてもイメージが混合され、任させる仕事の内容が混同してしまったり、適性が異なった状態でポジショニングされたりしてしまうことがあります。しかし、実際のところ部長職と課長職では、仕事内容にも求められるスキルにも違いがあります。

これらを明確に区分し、計画的な育成を行っていくことは、企業として将来を構築していくことに繋がるのです。



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