管理職必見!部下のモチベーションを引き出すには?
カテゴリ:管理職研修 コミュニケーション研修
2017年8月27日(日)
モチベーションの低い部下が多いと企業力の低下に繋がりかねません。管理職としては悩ましいところでしょう。ここでは、部下のモチベーションの引き出し方について説明します。
目標設定を考える
目標設定を高くすれば、それに向かって仕事を頑張れると思うのは間違いです。あまりにも高い目標は到達点がなかなか見いだせず、逆にモチベーションを低下させてしまいがちです。
自分の実力は客観的に分かっているつもりでも、どうしても過剰評価をしてしまいがちです。少し高いくらいの目標設定をクリアできれば、やはり「実力があるから」と自信過剰になってしまいます。
しかしその自信がやる気につながるのです。高過ぎる目標設定がクリアできなければ、やる気はすぐに低下し、モチベーションダウンにつながるのです。つまり、目標は実力よりもやや高いくらいに設定をするのがよいのです。
管理職と部下間の関係をスムーズにする
管理職と部下の関係に亀裂が入っていると、部下は上司の指示を素直に聞くことが出来ませんし、上司は部下の態度にイライラとした感情が生まれてしまいます。上司と部下との関係が円滑に働いていると、部下は自分のことを気にかけてくれる上司に対して気持ちよく接することが出来ますし、仕事に対してのモチベーションも上がるでしょう。
自分のモチベーションも引き出す
部下のモチベーションを引き出すために、自分のモチベーションも高めておきましょう。上司である管理職のやる気が低いのを察した部下は、自らの気力を高めることは出来ません。やる気というものは伝わるものなのです。例えば元気な人がいる職場では、周囲の人にもその元気が伝染していきます。モチベーションも同じです。高いモチベーションを持った人がいれば、そのパワーは伝染していくものです。上司自らがモチベーションを上げていくと、部下にもそのエネルギーが伝わっていくのです。
リーダーである管理職自らが率先して仕事に取りかかれば、その姿を見た部下はついてきます。仕事を共有し共に成果を得たいと考えるからです。
継続性がある目標設定を明確にし、どのように進んで行くかを上司自らが部下たちに話すことで、その仕事に対する熱意を感じ取ることができ、一緒に歩みたいと思ってもらえるのです。
部下を褒めること
誰でも人に褒められると嬉しいものです。部下が仕事で成果を出したときには進んで褒めましょう。褒められた部下は仕事に対する熱意が強くなります。褒める理由を明確にし、ほかの社員の前で評価すると、部下をよく見ている上司と思われますし、部下自身も嬉しい気持ちになり、モチベーションも上がるのです。
また、仕事の成果を出したときだけではなく、失敗を素直に話したときにも褒めましょう。 失敗はもちろん褒められることではありませんが、その失敗を隠すことなく反省し、きちんと管理職に報告をしたのであればその事実について褒めましょう。自分の失敗を素直に認め報告したことは正しいと褒めれば、仕事に対する熱意が低下することもありません。
部下に仕事をゆだねる
上司があれこれと何にでも干渉したら、部下はあまり良い気持ちはしません。時には自分たちを信頼して仕事を任せてほしい、もっと責任ある業務もできるのに任せてくれない、と不平不満を感じるようになってしまいます。仕事に対して愚痴が多く出てくると、仕事に対するモチベーションが低下しているサインです。
心配事があっても部下を信じて仕事を振ってみましょう。ある程度責任がある仕事を部下に委ねるのです。部下たちは、仕事を任されたという事実から、さらに意欲的になるでしょう。
また管理職が自分たちに責任ある仕事を託したことに対して信頼感を感じ、成果を上げ評価されたいという思いを持ち、実力以上の力を発揮する可能性もあるのです。なんでも上司がやってしまうのではなく、部下を信頼し頼るのもモチベーションアップにつながるのです。
部下のモチベーションを上げれば業績も上がる
管理職はその企業内でのリーダー的な存在です。そのあり方次第で部下の仕事に対するモチベーションは変わってくるのです。
企業である組織を統一し最大限の成果を引き出すため、部下の一人ひとりが仕事に対する高いモチベーションを持続し、意欲的に遂行することが重要なのです。そしてその結果、それぞれの高く力強いモチベーションが職場をやる気のある組織に成長させ、業績アップに繋がるのです。