リーダーや管理職に必要なこととは?

カテゴリ:リーダーシップ

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2017年9月22日(金)

リーダーや管理職に必要なこととは?

仕事でキャリアを積むと、次第にチームリーダーを任されたり部下を持つようになります。初めてトップに立った場合、今までの仕事や立場との違いに戸惑うこともあるでしょう。そんな時、リーダーや管理職として的確にメンバーを統率するにはどうすればよいのでしょうか? 今後リーダーや管理職の立場となる、或いは就任直後で奮闘している方に向けて、必要となるポイントを解説します。

目標をチームで共有する

リーダーとは何かしらの組織のトップであるため、そのチームが一丸となって同じ目標に向かい進むことが必要です。そのためにはリーダーが組織を構成するメンバーと目標を共有し、仕事を進める配慮が不可欠になります。

その目標はわかりやすく、かつメンバーの共感を得られやすいものにすることがポイントです。あまりに高すぎる目標や、抽象的すぎて具体性がなくトップだけしか理解できないような目標では、メンバーも戸惑ってしまうでしょう。

現代ではトップが引っ張っていくよりも、共感と同調によって導くような形の組織の方が目標を達成しやすくなっており、分かりやすい目標を共有することは、現代のリーダーにとって必要なことになります。

同じ目線に立って共感する

カリスマ的なリーダーの元で仕事をすることに憧れる人もいますが、逆にそうでない人もおり、現代では手の届かないような地位の人には惹かれず、むしろ身近で共感しあいながら一緒に進むリーダーに惹かれる人が増えてきています。

これは会社組織でも同じで、自分と同じ目線に立って考え共感し、アドバイスを与えてくれるようなリーダーの方が、成功には近いと言えます。なぜなら、友達や同僚ではないけれど自分の立場に立ち一緒に考えてくれるといった、立場を一段降りて指導する存在を、部下やメンバーは求めているからです。

あえて嫌われ役になる

部下に共感し同じ目線で考えることも必要ですが、トップとしては目標達成のためにあえて厳しくしなければならない場面もあります。

とはいっても昔のように厳格なリーダーになる必要はありませんが、リーダーとしての役割を考えると、上層部からの意向を汲み形にし、仕事を進めることもあるのです。そのためには、部下やメンバーを客観的に見て、違った方向へ進みそうな時はしっかりと軌道修正することが必要です。

指示内容と行動が一貫している

リーダーやトップのなかには、コミュニケーションは非常に上手なものの、発言内容がその時々で変わってしまう人や、言動と行動が違っている人がいますが、そのようなリーダーは部下やメンバーからの信頼は得にくくなってしまうでしょう。同じ目標をチームで達成するために導く役割であるリーダーは、メンバーへの指示が一貫し、また、言動と行動が一致していることが必要です。

しかし、言葉に出さないけれど行動しているという不言実行型は現代では評価されにくいこともあり、有言実行が世界基準であることから、自分の考えは常に言葉にするなど、後者を率先して行うように心がけましょう。

技能が卓越している

リーダーもかつてはメンバーの立場であったわけで、その時代にどのくらい技能が卓越していたかにより、将来リーダーに相応しいか評価が変わってきます。それまでの活躍が目に留まり、上司や外部の人からトップへの誘いがかかることも出てくるでしょう。

トップとして業務をきちんとこなせることはもちろん、その技能が卓越していること、またはその組織のメンバーのモチベーションをアップさせ導いていく精神的な支えとして統率力があるのはもちろん、他とは違う、自分にしかできないものを持っているとリーダーとして活躍しやすくなります。

技能と気持ちの両方が揃っていればベストですが、まずはどちらかを強みとして持っていることがポイントになります。

組織のトップとして活躍しよう

チームリーダーや管理職を任された時は、つい力が入ってしまいがちですが、まずは冷静に任されたチームのメンバーひとりひとりを目にかけましょう。その時には次のポイントを心がけておくと、メンバーや部下とのやりとりがスムーズになるはずです。

  • チーム全員で目指す目標を共有する
  • メンバーや部下と同じ目線に立って接する
  • 時には冷静になり嫌われ役も買って出てチームを正しい方向へ導く
  • 有言実行を心がける
  • 技能が卓越しているか、メンバーに対する熱い働きかけができる

このようなポイントを心がけて日々メンバーと接すれば、次第に周りからも良いリーダーとして信頼される存在になることでしょう。

初めてリーダーを任された人も、毎日の行動の積み重ねによって、さらに大きなチームのトップを任されるチャンスもあります。まずは、自分の行動や一番身近でもあるチームメンバーとの接し方について考え、取り組んでみましょう。


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