仕事で女性部下のモチベーションを上げるポイント

2018年8月5日(日)

仕事で女性部下のモチベーションを上げるポイント

女性の部下をどのようにして育成すればいいのか、どうやったらモチベーションや能力を上げることができるのかと悩んでいる管理職の方は多いのではないでしょうか。特に日本の企業では圧倒的に男性の管理職が多くを占め、どうしても男性目線で物事を考えがちです。そのため、女性部下のモチベーションアップも人材育成も思うような結果が出ない傾向にあります。ここでは女性部下のモチベーションや能力を上げるために、知っておくべきことをいくつかご紹介しましょう。

間違った固定観念は捨てる

先ほどお話したように、日本の企業では男性が管理職を務めるケースが多く、女性に対して間違った固定観念を抱いていることも珍しくありません。その意識を持ち続けていると見当違いの対応を行ったり、間違った育成を実践してしまいがちです。では、実際にはどのような固定観念を持っているのでしょう。そのひとつに、は女性を育成することが管理職に上げることだと勘違いしているケースがあげられます。

女性を管理職に引き上げることで、自然と能力が開発され責任感も芽生えるだろうと思いこんでいる男性管理職は少なくありません。しかし、ただ管理職に昇格すれば育成ができるというのは誤りです。また、女性はもともと男性に比べてモチベーションが低い、女性はサポート職が好きだ、といった固定観念を持っている方も少なくありません。恐らく女性が耳にすると鼻で笑ってしまいそうですが、実際のところこうした誤ったイメージを持ち続けている管理職は多いのです。まずはこうした誤った固定観念を捨てることから始めましょう。

たくさん期待する

では、女性部下が仕事に対するモチベーションを高めるためにはどうすればよいでしょう。まずは女性の部下に対して期待することが先決です。女性が定年まで働き続けられるように期待をすることは大切ですし、管理職が自分に対し期待をしていることが伝われば、きっとモチベーションもアップするでしょう。また、ただ期待をかけるだけでなく育成を意識した仕事を与えなくてはなりません。期待していると口にするだけでなく、実際に行動に移すことも重要なポイントとなるでしょう。

女性部下を理解してあげる

男性と女性とでは、身体の作りはもちろん考え方や価値観なども大きく異なります。男性はロマンチストで女性はリアリストなどとも言われますが、これはあながち間違いとも言えないでしょう。実際のところ女性と男性の違いをきちんと理解することが大切になってきます。男性と同じような考えで接してしまうと、女性は一気にモチベーションを下げてしまうこともありますから注意が必要です。女性ならではの特徴や価値観を理解し尊重しながら接してあげることがモチベーションアップに繋がります。

信頼関係を築く

これは何も女性部下だけに限った話ではありませんが、強固な信頼関係を築くことも大切です。女性部下の考えをしっかり聞くために時間を割くことも必要となりますし、大事にしたいことやライフイベントを尊重することも大切でしょう。これをおざなりにしてしまうと信頼関係を築くことなど到底できません。仕事に対するモチベーションも上がらず、社員育成どころの話でもなくなってしまうでしょう。

きちんと関わること

女性の部下だからといって関わりを持つことを遠慮してはいけません。部下の行動をしっかりチェックし、それに対するフィードバックをしているでしょうか。仕事で結果を出したときはきちんと褒める、ミスをしたときはきちんと叱るといったことができているか、今一度チェックしてみましょう。これがきちんとできていれば女性部下のモチベーションも上がり、遣り甲斐をもってビジネススキルもどんどん向上するのではないでしょうか。男性管理職がこうした細やかな気配りを実践できていれば、女性部下は高いモチベーションを維持しながら働くことができますし、能力向上にも結び付いていきます。

女性の活躍は欠かせない

古い世代の方には「仕事は男がするもの」といった考えがあるかもしれませんが、それは時代遅れです。海外から見てもそういった考え方は今の時代あり得ませんし、それでは海外の企業と渡り合うことはできないでしょう。今後さらに女性の社会進出は進んでいくでしょうし、ますます女性の戦力が必要となってきます。現代の企業において女性の活躍は欠かせないものですし、女性が高いモチベーションを維持して働けないような会社は成長できません。女性が活躍できる環境を整えること、女性をきちんと理解したうえで接することも、女性部下もモチベーションを高く保てる秘訣でしょう。



この記事の監修者

株式会社 社員教育研究所 編集部

株式会社社員教育研究所 編集部

1967年に設立した老舗の社員研修会社。自社で研修施設も保有し、新入社員から経営者まで50年以上教育を行ってきた実績がある。30万以上の修了生を輩出している管理者養成基礎コースは2021年3月に1000期を迎え、今もなお愛され続けている。この他にも様々なお客様からのご要望にお応えできるよう、オンライン研修やカスタマイズ研修、英会話、子供の教育など様々な形で研修を展開している。

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