部下育成に必要なコミュニケーションとは?

カテゴリ:人材育成

2018年12月15日(土)

部下育成に必要なコミュニケーションとは?

会社にいると、なにごとも業務優先になりがちです。もちろん、報酬が発生している以上会社で過ごす時間は仕事に集中するわけですが、かといって周りが見えないほど徹底し過ぎるのも適切とはいえません。特に、部下育成のコミュニケーションについては、厳しさの中にも愛情や気遣いをもつことが大切です。ではいったい、どのようなコミュニケーションを意識することが重要なのでしょうか。そのポイントをご紹介します。

部下とのコミュニケーションの重要性

社員の年齢やポジションにもよりますが、新人に近い部下、また環境が変わったばかりの部下というのは、何かと不安を感じているものです。そこへきて、周囲との希薄なコミュニケーションのもとで働くともなれば、孤独感や焦りから、なかなか成長が実現できないかもしれません。

確かに、上司にも自身の仕事があるため、部下に対して時間を大きく割くというのも決して簡単ではないでしょう。さらに、他のメンバーにも気を遣わなければならないわけですから、集中するのは至難の業です。そこで効果的なのが、部下育成に適した理想的なコミュニケーション方法です。

1対1で密な関係を築こう

近年注目を集めているコミュニケーション方法として、「1on1」というものがあります。その名の通り、上司と部下が1対1で語り合う場を設けるといったコミュニケーション方法です。確かに、いつもつきっきりで対応することは容易でないでしょう。ですが、定期的に場を設ける程度なら、スケジュールを考えつつ、なおかつ部下との信頼関係を築けるのに理想的です。大手企業でも導入が増えてきており、効果のほどが窺えてなりません。

またこれには、チャレンジの意味も込められています。部下が上司にアピールすることは、チーム内での立場向上、さらにはキャリアアップへのチャンスともなり得ます。将来への期待感が高まるチャンスを定期的に与えることで、モチベーションを維持することにも繋げられるでしょう。

組織的なコミュニケーションと1on1

1on1は、そればかりに注力していればよいというものでもありません。大事なのはバランスであり、組織的なコミュニケーションの中で、スパイスのひとつとして1on1もプラスする、そんな活用こそが大切です。

まず、組織のトップは上司です。部署規模でも、会社規模でも問題ありません。そしてその組織の中には、対象となる部下のほか、先輩や同僚といったさまざまな立場のメンバーもいることでしょう。先輩とのコミュニケーションでは学びや安心を得られ、同僚との間には仲間意識が芽生え、また新人など後輩が入ってくれば、責任感も生じてくるでしょう。こうした環境の中で起こるコミュニケーションもまた育成上重要であり、上司はその流れを妨げるべきではありません。

ですが、それだけでは効果的な育成とはいい切れません。その環境に満足してしまえば、上を目指す気持ちを忘れてしまうでしょう。定期的な上司との1on1で、現状や改善点を伝え、また逆に話を聞くなどして、意欲を高めましょう。

コミュニケーションのポイントを理解しよう

部下とのコミュニケーションは、決して簡単ではありません。自分が愛情をもって接していたとしても、目下の部下からすれば、それが圧力的に感じたり、プレッシャーの原因ともなったりするかもしれません。そのため、ポイントを押さえたコミュニケーションが大切です。主には、以下の5点を意識してください。

・密なコミュニケーションを心がけよく理解する

・MBOこと目標設定をおこない意欲を高める

・育成の意味合いをこめた仕事を割り振り、業務の中での成長を促す

・褒めるときは褒める、叱るときは叱るといった心がけをする

・個々に合ったハードルを設定し乗り越えさせる

このような細かいポイントを意識すると、徹底はなかなか難しいでしょう。更に自身の仕事も忙しいとなれば、なおさらです。しかし、定期的におこなう1on1を活用すれば、無理なく部下一人ひとりと向き合うことができます。

育成における注意点

確かに、戦力に育てるため部下の育成は重要です。雇用をした社員の到達点を考えると、当然といえば当然でもあるのです。しかし、だからといって視野を狭めてしまうと、部下がもつ意欲をそいでしまうかもしれません。そのため、熱くなり過ぎるのも理想的といえないでしょう。

そこで押さえて欲しいのが、育成のシステム化です。上記で紹介している1on1やMBO(事業目標による部下の仕事や行動の管理をする、いわゆる目標管理)や、また組織でのコミュニケーションなど、実際に大手企業などでも効果的に機能しているシステムを、忠実に実践しましょう。余分な感情を抑えつつ、それでいて効果的におこなえるので、それこそ理想的なコミュニケーションが実現されるでしょう。

部下の立場になって考えてやることが大事

とにかく大事なのは、自分が部下であった頃をイメージすることです。上司にどういったコミュニケーションをとってもらえるとありがたいのか、考えてみましょう。つまり、部下の目線になって接するということです。それにより、上記のようなシステムも、より一層効果的に作用することでしょう。



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