判断力がない人の特徴とトレーニング方法について

2018年12月15日(土)

2023年10月25日(水)

判断力がない人の特徴とトレーニング方法について

人を育てる方法である、人材トレーニング自体、簡単なことではありません。しかも、その育てたい対象が判断力のないタイプであったなら、より一層難易度が高まるでしょう。しかしビジネスにおいて判断を求められる局面は数多くあります。判断力の必要性は容易に理解できるでしょう。

そこでこの記事では、判断力がないタイプの特徴と、そういった人材をトレーニングするときのコツについてまとめます。以下の点が判断力について理解すべき点です。

  • 判断力がない人は、臨機応変な判断ができない、視野が狭い、経験や周囲の情報に流されやすい
  • 「判断力」とは、情報を集めたうえでどう対処するかの選択肢を創出、それぞれのメリット・デメリットを比較し、最良の選択肢を高い精度とスピードで選ぶこと
  • 判断力がない場合の理由としては、周囲の意見やリスク・ミスを気にし過ぎていたり、自力で考えようとしないことが挙げられる
  • 日常的なトレーニングと視野を広げる努力によって判断力を鍛えることができる

判断力がなく扱いが難しい人材を早い段階で見抜ければ、判断力を高めるトレーニングもスムーズにおこなえることでしょう。適切なトレーニング方法で教育することで、短所を長所に変えることができます。以下の内容を参考にして、戦力となる優秀な人材に育てあげましょう。

判断力がない人ってどんな人?

たとえば特徴を挙げると、臨機応変・柔軟に判断できない人です。一度決めたら、状況の変化に対応することなくとことん突き進んでしまい、その結果あたふたしてしまう、そんな人は判断力がないといえます。状況をみて即座に変化できれば、そのときどきにおいて理想の判断ができます。

また、視野が狭い人も、判断力がない人といえます。こちらも柔軟でないことに関連していますが、一点に集中し過ぎて周囲が見えておらず、結果的にベストな判断ができないといったところです。目先のことにとらわれがちな人ともいえるでしょう。常に一歩先を考え、長期的スパンで状況を捉えられないと、なかなか環境は好転しないものです。

その他、過去の経験や周囲の情報に流されやすい人も判断力に欠ける人です。つまり、判断力とは状況に応じてベストな選択を決断できてこそ発揮できる、といえるでしょう。

そもそも「判断」とは何なのかを見つめ直そう

トレーニングを行う前に、「判断」がどのような手順で行われるかについて知っておく必要があるでしょう。「判断力」という言葉は、ビジネスに限らず日常的によく聞くことができます。しかし、判断力とは具体的に何かと聞かれると、スムーズには答えにくいかもしれません。

まず初めの手順として、情報を集めデータを分析して、そこから選択肢を複数見出します。判断とは、「判断する」、つまり実行することはもちろん、そのための選択肢を見出すところから既に始まっているのです。

複数の選択肢が用意できたら、次はそれぞれのメリット・デメリットを見極めます。100%メリットしかないような場合はそうそうありません。よって、判断の精度を向上させるためには、メリットとデメリットのバランスを検討することが重要になってきます。思い込みを排除して本質を見抜く洞察力が必要です。

選択肢の準備が整ったら、あとはどれを選択するのかの決断です。この決断力こそが、判断力の肝たる部分でしょう。ただ、決めるだけではいけません。勇気をもって即座に判断でき、なおかつ状況に合った最善のものであることが大切です。スピードと精度が組み合わさることで、本物の判断力と呼べるのです。

ビジネスで必要な判断能力を鍛えるおすすめの研修

なぜ判断力がないのか

判断力がないのは、ただ性格上の問題というわけではなく、基本的には、明確な原因が存在しているのです。例えば、

  • 今何をすべきか考えようとしない
  • 自分より他人のことばかりを考えている
  • 心配性で万が一のリスクに捉われやすい
  • 他人の考えに依存するのが当たり前になっている
  • ミスを極端に恐れている

このような原因が、考えられるのではないでしょうか。とはいえ、判断できない理由さえ分かればあとは改善のトレーニングを実行すれば良いわけですから、絶望する必要もありません。判断力はかならずしも生まれつきの知性や直感ではなく、学ぶことができるスキルです。効果的なトレーニング法で、判断力のある人物に成長してもらいましょう。

判断力を鍛えるトレーニング方法

判断は、すべて頭の中で決められています。そのため、思考の練習をすることで決断力を養うこと・磨くことができます。かならずしも、判断力が問われる重大な問題を前提に考える必要もありません。仕事や家事、散歩中など、日常生活において何ごとにも関心を向け、トラブルを頭に浮かべてその原因と選択肢、解決法といった具合で展開してみるのです。思考法がクセづけば、おのずと大切な局面でも適切な判断ができるスキルが身につくでしょう。

また、もうひとつ大事な方法として他人の意見を聞き入れる、というトレーニングも挙げられます。自分の中で当たり前に思っていることも、思考が変わればまったく違う捉え方をするかもしれません。そうした別角度からの意見を柔軟に取り入れることで、視野を広く考える癖が身につくことに繋がるでしょう。日ごろから、さまざまな人と積極的にコミュニケーションをとり、柔軟さを身につけましょう。

判断力がないことのデメリット

判断力は、社会人にとってとても大切です。たとえば大事な商談において、即座に適切な判断ができなかった場合、自社に多大な損失を与えてしまうかもしれません。自分だけの問題でないというのは、大きなポイントでしょう。あるいは判断力がない上司は、マネジメント面やプロジェクトの進行などで問題が発生しやすくなります。リーダーとしての資質に欠けると評価されてしまうかもしれません。

また小規模なケースでも、デメリットに繋がってしまいます。優柔不断である、ただその事実だけでも、他人にマイナス印象を与えてしまうかもしれません。また、些細なミスをしがちになる、時間にルーズといった特徴も重なってくるでしょう。そのほか日常生活でも会社の内外を問わず人間関係でも、やはり判断力はあるに越したことはありません。

人材を精神面から育て上げて戦力に

判断力に乏しい人材は、会社にとってのマイナス要素となってしまうかもしれません。努力は伝わるといっても、実際にミスや不利益が生じていては意味がありません。ですが、判断力のなさはトレーニングで改善できる余地があるのも事実です。上記のポイントを押さえて、ぜひ実践してみてください。



この記事の監修者

株式会社 社員教育研究所 編集部

株式会社社員教育研究所 編集部

1967年に設立した老舗の社員研修会社。自社で研修施設も保有し、新入社員から経営者まで50年以上教育を行ってきた実績がある。30万以上の修了生を輩出している管理者養成基礎コースは2021年3月に1000期を迎え、今もなお愛され続けている。この他にも様々なお客様からのご要望にお応えできるよう、オンライン研修やカスタマイズ研修、英会話、子供の教育など様々な形で研修を展開している。

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