コミュニケーションスキル研修の重要性とは

カテゴリ:人材育成

2019年8月13日(火)

コミュニケーションスキル研修の重要性とは

コミュニケーションスキルが今の世の中で重要視される理由をご存知でしょうか。またそれが仕事にどういった影響を与えていくのでしょうか。そもそもコミュニケーションとはどういったものなのか、詳しくご紹介します。

人が二人集まれば必ず必要となるもの

人が二人集まれば、そこには必ずコミュニケーションが生まれます。コミュニケーションとは、自分の気持ちや考えていることや意見などを、言葉を筆頭に、時には身振り手振りで身体を動かしたり、声のトーンや大きさや話し方などによって相手に伝えることを言います。

一方で、コミュニケーションには通じ合いという意味もありますので、一方的な意見の押し付けではコミュニケーションと言えません。お互いが対等の立場で率直に意見を交換し、双方が納得できる結果に至ってこそ、コミュニケーションは成立していると言えるのです。コミュニケーションをとることによって、自分も相手もさまざまな思いを話し伝え、相手に理解してもらおうとします。互いに相手の言い分を聞き、その上で食い違いがあればどうやってその溝を埋めるかを考えられるとき、良好なコミュニケーションが成り立っていると言えます。

どちらかが身勝手に自分の意見を押し通して、もう一人は自分がしたいと思っていることを封じ込めてしまったなら、そこに良いコミュニケーションは成立していません。これは力関係が生じ、強いものが弱いものに対して自分の意見を押し付けるということで、これではもはやコミュニケーションの根本的要素を満たしていないのは明らかです。

大勢集まればコミュニケーションをうまく取る能力が評価される理由

何千人、何万人という社員を抱える大企業はもちろんのこと、社員数がわずかな企業でも、コミュニケーション能力が高い人は高評価されます。

そもそもコミュニケーション能力が高い人に共通するのが、自分の意見をしっかり持ちながらも、自分の考えが完全に正しいと考えず、他の人たちを尊重し意見が聞けることです。その上で自分の考えに欠けている要素は何か、あるいは見直すべき箇所はないかを判断できることこそが、コミュニケーション能力が高いという評価につながるでしょう。

そのため、この数年、よりスムーズに仕事を進めるために、コミュニケーションスキルを磨くための研修を多く採り入れる企業が増えてきました。職場を和やかにし、なおかつ仕事がスムーズに進むように社員一人ひとりのコミュニケーション能力が引きあがれば、会社にもたらす利益ははるかに大きくなると考えられるからです。

そして、コミュニケーション能力を人事考課として高く評価する企業も増えています。会社のみに限らず、日常でも役に立つコミュニケーション能力は、ブラッシュアップすることで多方面にメリットをもたらすと言えるでしょう。

なぜそれほど重要なのか

多くの企業がコミュニケーションスキルアップを重視し、多額の予算を割いてまで社員研修を行う最大の理由は、コミュニケーションをうまく取れると取れないでは、業績に大きな影響を与えるからです。

そもそも人間というものは、ほとんどの人が自分の話を聞いてもらいたいと考えています。そのため、相手の話にはうわの空だったり、話半分に聞いていたりといったことが多いのです。家族や友達同士のコミュニケーションであれば、それほど問題視することもないでしょうが、実際には家族と何日も口を利かなかったり、友人と縁が切れてしまうこともあります。これをビジネスに当てはめて考えてみると、コミュニケーションスキルが未熟なために大事なビジネスパートナーを怒らせたり、業務提携解消や取引停止といった、会社に大きな損害を与えたりする可能性すら出てきます。

これらの理由から、企業は高いお金を出しても、研修を受けさせたいと考えるのです。一部の社員によるコミュニケーション能力の低さによって、自社が多大なダメージを被る可能性が否定できないとなると、社員全員のコミュニケーション能力の底上げが不可欠と考えるのも無理もないところでしょう。

どんな立場の人にも必要になるのがこのスキルが重要視される理由

コミュニケーション能力の向上のため社員全員が研修を受けたとしても、実際のシチュエーションは無限大です。人と人とが会話をするにあたって、より気持ちよく相手と意見交換できるよう、コミュニケーション能力を上げるのが基本ですが、その相手はさまざまな立場・さまざまな考えを持っています。

企業人としては、同僚と円滑なコミュニケーションを取れるようになるのが目的です。役職付きの人なら自分の上司と、直属する部下双方へのコミュニケーション能力を高めることで、異なる対応ができるようになります。中堅社員ともなれば上司と後輩の間に立ち、時には後輩を指導することもあれば、上司の補佐として仕事をすることもあるでしょう。さらに、自分自身の仕事をするにあたって、職場の人たちの手を借りないといけないこともあるかもしれません。新入社員も、コミュニケーション能力がどの程度のレベルなのかによって、周りからの見る目が大きく変わってきます。能力が高ければ、より多くの先輩や上司から教えを乞うことができますし、低ければ最低限の指導しかしてもらえないことになるでしょう。この違いがその後の仕事を覚えるスピードに差をもたらすのは明らかで、長い目で見れば昇進にも大きな開きが出てくると考えられます。

立場は違えど、会社で仕事をする以上、今よりもさらにコミュニケーション能力をアップさせることが、よりよい環境で仕事ができる要因になるのは間違いなさそうです。

具体的にどのように学ぶのか

コミュニケーション能力は、持って生まれた性格が大きく左右すると考えている人は多く、そうした要素も確かにあります。そのため、コミュニケーションスキルを身に着けるために考え出された研修カリキュラムの中から、自分に欠けているスキルが得られる内容を選ぶのが効果的です。全社員に等しく同じ内容で学ばせ、コミュニケーション能力の底上げを図るのであれば、自分の殻を破るという内容が適しています。

コミュニケーション能力の低い人は、しばしば自分に自信が持てない人が多く、人とうまく話せないという恐怖心がコミュニケーションを阻害しているケースが多いからです。誰でも一つや二つは持っているであろう自分の殻を破ることができれば、勇気を出して相手に話しかけることができ、うまくコミュニケーションが取れたなら自信となります。その結果、コミュニケーションとはどういうことかを身をもって理解できるようになるわけです。

この内容であれば、社員全員に当てはまるため、同じ内容の研修を受けることによってコミュニケーションを円滑にするという意味を共有することが可能になることでしょう。その意味においては、まずは基本となるコミュニケーションスキルですので、基礎から学び、段階を経てコミュニケーション能力を伸ばしていくことが重要です。

日本人同士はもちろんのこと、世界各国の人ともコミュニケーションを取ることが必要不可欠になった今の時代、より高いコミュニケーション能力を求められるのは無理もないところです。しかし、まずは基本を身につけることで、所属部署はもちろん、国内・海外を問わずさまざまな取引先と円滑なコミュニケーションができるようになっていくでしょう。そうなれば会社に貢献できるだけでなく、何よりも自分がレベルアップし、自信を持つことができます。



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