キャリア研修とは?実施するメリットや注意点、設計手順を解説

カテゴリ:一般社員研修リーダーシップ研修

2022年8月24日(水)

キャリア研修とは?実施するメリットや注意点、設計手順を解説

従業員にキャリアビジョンを考えてもらう取り組みとして普及している「キャリア研修」について解説します。自律的に働き、会社に貢献する社員を育成するためには、社員に自己理解を深めてもらうことが重要です。適切にキャリア研修を実施することで、チームビルディングやモチベーション向上、定着率の向上にもつながります。管理職研修としてキャリア研修を行う会社も少なくありません。この記事では、キャリア研修の必要性や、目標設定について解説します。また、実践方法をステップに分けて解説しますので、自律型人材を育成する手法について知りたい方はぜひ参考にしてください。

キャリア研修の基礎知識

●キャリア研修の定義

キャリア研修とは、理想とする将来の自分や働き方を実現させるためのスキルやプロセスなどを学ぶための研修のことです。
社員が自身のキャリアの棚卸しをしながら行う点が特徴です。「キャリアデザイン研修」とも呼ばれています。キャリアには職務上の経験や経歴、職業のほかに生き方や働き方といった意味も込められています。OJTやメンタルヘルス研修、コミュニケーション研修などと同様に、新入社員研修・中堅社員研修として一般的に行われている施策のひとつです。

●キャリア研修の目的

キャリア研修の目的は、受講者の年代や役職に応じて変わります。キャリア研修の目的を、若手社員の場合、中堅社員場合、シニア社員は管理職という階層別に分けて解説します。
若手社員を対象としたキャリア研修は、自身のキャリア形成の方向性を確認し、必要なスキルや経験を具体的に抽出することを目的としています。まだ社歴が浅いことからキャリア開発の重要性に気づいていないケースが多いため、研修によって成長する機会を与えることが重要です。
中堅社員の場合は、自分が理想とする上司・リーダー像をイメージし、部下の育成に必要な能力を学ぶキャリア研修を行うのが一般的です。後の管理職やマネージャーとして活躍が期待される世代が多いため、マネジメント研修やリーダーシップ研修を実施するのも効果的です。
会社の中心として活躍してきた世代であるシニア社員や管理職の場合は、管理職となる中堅社員への経験の伝え方を考えるキャリア研修が実施されます。「人生100年時代」を見据えて、ポストオフや定年後の働き方・セカンドキャリアに関する考え方についても知る必要があります。

キャリア研修を実施するメリットと注意点

●キャリア研修を実施するメリット

キャリア研修による代表的なメリットとして、対象社員のモチベーション向上につながる点が挙げられます。キャリア研修によって自分のキャリアの実現に必要なスキルやプロセスが明確になるためです。仕事に対するモチベーションが向上し、企業やチームに良い影響を与えることが期待できます。具体的には、業務効率や生産性の向上、良好な人間関係や一体感の醸成、売上や成果のアップなどにつながります。
主体性のある人材を育成しやすくなる点もメリットです。これは、キャリアの方向性が明確になり、不足しているスキルや経験を自発的に習得しようとする意識が生まれるためです。研修を終えた社員は仕事でも自ら課題や目標を設定して自発的に行動するようになるため、人材管理の負担を軽減できます。一律の集合研修でキャリア開発を促すことができ、効率的な人材育成を実現できるのもメリットです。

●キャリア研修を実施する際の注意点

キャリア研修では、あくまで社員主体の研修プログラムを用意する必要があります。会社が「社員にどうなってほしいか」ではなく、社員たちが「自分がどうなりたいか」を考えられる研修にすることが大切です。会社側の理想像を社員に押し付けると、モチベーションの向上や人材育成につながらない可能性があります。
社員の属性や役職に応じたサポートを行うこともポイントです。社員の属性や役職が異なれば、理想とするキャリアや必要なスキル、価値観なども変わるため、柔軟に研修内容・実施方法を変えていくことが求められます。新入社員とシニア社員、マネージャーと一般社員、営業職と研究職では、当然ながらそれぞれのポジションに合わせたサポートが必要です。
相談窓口を設けることも重要です。継続的にキャリアについて考えてもらうには、気軽にキャリアに関する相談ができる窓口を設けるのが効果的と言えます。問い合わせ窓口には、キャリアコンサルタントの資格を持つ専門家を配置すると良いでしょう。メンター制度やブラザー・シスター制度を導入する企業も多くなってきています。
社員が理想とするキャリアを実現するには、人事異動が必要になるケースもあるため、人事制度の改革も検討しましょう。自己申告制度や社内公募制度、社内FA制度などを導入し、柔軟な人事異動が可能なシステムにすることでキャリアの選択肢が広がります。

キャリア研修の設計手順

●STEP1:受講者を選定する

まず、受講者を選定します。すべての社員に対して一気にキャリア研修を実施するのは難しいため、役職や年齢、属性などの区分に応じて優先順位をつけることが重要です。人事戦略や人材育成計画などを考慮して選ぶ必要があります。

●STEP2:受講者ごとの課題とゴールを明らかにする

続いて、受講者の性質に応じた課題を抽出し、研修の目的(ゴール)を設定します。課題とゴールの例として、自身のキャリアに関する明確なイメージを持ってもらうことや、定年後のセカンドキャリアを考えるきっかけにすることなどが挙げられます。受講者が主体となって考えることが大切です

●STEP3:研修プログラムを策定する

続いて、研修プログラムを策定します。研修の目的に沿ったプログラムを作成することが重要です。スケジュールの確保や講師、場所の選定なども同時に行います。自社ですべてを用意するのが難しい場合は、研修の専門会社に相談するのがおすすめです。

●STEP4:効果測定の方法を検討する

次に、効果測定の方法を検討します。キャリア研修が現場でどう活用され、どのような成果につながっているのかを確認するには、研修の実施後に効果測定を行うことが大切です。アンケートやキャリアプランニングシートを作成して、効果測定を行うのが一般的です。外部の研修会社を利用する場合も、研修後のアフターフォローまで対応可能な会社を選ぶと良いでしょう。アフターフォローを実施しているかどうか、研修会社のサービス内容に注目してください。

●STEP5:研修を実施する

ここまでの準備が完了したら当日までに手配を行い、研修を実施しましょう。キャリア研修は数日間行うケースが多いため、業務に影響が出ないよう現場と連携する必要があります。eラーニングを利用すると、業務の空いた時間に学習できるため効率的です。オンラインで提供されているため、職場以外の場所で実施できる点もメリットと言えます。

「キャリア研修を実施して社員のキャリア構築を支援」

現在のビジネスにおいては、社員一人ひとりが主体的になって働くことが求められています。そのためには、会社の要求をこなすだけではなく、自身の明確なビジョンにもとづいて働く社員の育成が必要です。キャリア研修は、社員に自身のキャリアについて考える重要性を認識させるためのイベントとして、多くの会社で実施されています。
年代別・役職別のキャリア研修を内製化することが難しい場合は、外部の専門事業者の利用も検討しましょう。キャリア研修によるリーダー育成をご検討の際は、社員教育研究所の「組織力向上研修」をご利用ください。ロールプレイやグループディスカッションなどを通して、現代社会のリーダーに求められる知識や能力を習得できます。



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