チームビルディングに効果的なワークショップの方法や成功のコツ

カテゴリ:中堅社員研修コミュニケーション研修

2022年9月28日(水)

チームビルディングに効果的なワークショップの方法や成功のコツ

企業・組織を支えるのは、社員で構成される「チーム(プロジェクト)」にほかなりません。自社の生産性はチームの質が左右するといっても過言ではないでしょう。そのため、近年はチームビルディングに本腰を入れ、「強いチーム」の構築に注力する会社が少なくありません。そこで今回は、チームビルディングの特徴や定義、チームの強化に繋がるワークショップの活用法について解説します。自社でチームビルディングを行う担当者は、ぜひ参考にしてください。

チームビルディングの基礎知識

●チームビルディングとは?

チームビルディングとは、優れたパフォーマンスを発揮する「強いチーム(組織)」を構築する取り組みのことです。ここでいう「強いチーム」とは、所属メンバーの一人ひとりの能力が十分に発揮され、互いに協力しながら目標を達成できる集団を指します。
チームとは本来、不特定多数の個人で形成されるものです。一口に目標達成といっても、個々に求められるスキルや能力、経験は異なります。そのため、チーム一丸となって目標を達成するには、個々がメンバーの一員であることを認識しつつ、自分の立場と役割を把握する必要があります。
さらにメンバー同士のコミュニケーション活性化やモチベーション向上、社内研修などを通じたスキルアップ・マインドセットが欠かせません。場合によっては、企業・組織における理念やビジョンの浸透も必要でしょう。

●チームビルディングの段階

チームビルディングは、「形成期(Forming)」「混乱期(Storming)」「統一期(Norming)」「機能期(Performing)」「散会期(Adjourning)」といった5つのステージにわかれます。これらを「タックマンモデル」といい、現状の段階に合わせて適切な組織運営を行うのが基本です。

段階の特徴 メンバーの状況
形成期 チームが結成されたばかりの時期 まだお互いをよく知らない
混乱期 メンバーの役割分担が始まる時期 メンバー間の衝突が起こりやすい
統一期 チームに統一感が生じてくる時期 一体感や相互理解が深まりつつある
機能期 チームとして機能している時期 生産性や協調性が高く安定している
散会期 プロジェクトチームが解散する時期 メンバーが成長し環境が変化する

タックマンモデルは、マネジメント層やチームリーダなどが理解しておくべき考え方です。チームを管理したり、自らリーダーシップを発揮したりする場合、まずはチームがどのステージにあるか見極めましょう。その上で、目標設定や課題解決に必要なプロセス、人材の配置、チームに必要なサポートなどを思案し、実践します。

チームビルディングにおすすめのワークショップの例

●チェックイン

チェックインとは、ワークショップや会議、アクティビティの前に行うアイスブレイクの総称です。ワークショップや社内イベントのみならず、朝礼に取り入れている企業も少なくありません。
チェックインは、チームビルディングのタックマンモデルにおける形成期におすすめです。ワークショップ開始前にメンバーの相互状況の把握や、場の緊張をほぐすために行われます。オンラインでも実施しやすいため、テレワーク体制の企業にも最適なウォーミングアップといえるでしょう。
チェックインは簡単に行えます。ワークショップ開始前に、参加者全員に発言する機会を用意するだけです。簡単な自己紹介をしたり、今感じていることや、最近面白かったことをプレゼンしたりするのが一般的でしょう。また、司会者であるファシリテーターが具体的なテーマを提示する場合もあります。
チェックインでは、メンバー1人ひとりが「傾聴」を意識します。実施時間は15分程度で、1人あたり所用時間は1分程度が基本です。発言者の話が終わるまで他のメンバーは口を挟まず、最後まで耳を傾けましょう。全員がしっかりと話を聞く雰囲気が、参加者の心理的安全性の確保に繋がります。

●ジョハリの窓

「ジョハリの窓」とは、自己分析や他己分析に役立つ心理学のフレームワークです。ワークショップの参加者における自己開示を促すことで、相互理解に繋げる狙いがあります。そのため、形成期のチームビルディングに有効と考えられています。
「ジョハリの窓」の本質は、自己・他己分析を同時に行い、周囲との最適なコミュニケーション方法を模索することにあります。ワークショップで行う場合、参加者の特徴を本人・他者がそれぞれ知っていることを「解放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」といった4種類に分類し、掘り下げていきます。

自分は知っている特徴 自分は知らない特徴
他人は知っている特徴 開放の窓 盲点の窓
他人は知らない特徴 秘密の窓 未知の窓

「ジョハリの窓」とは、自己分析や他己分析に役立つ心理学のフレームワークです。ワークショップの参加者における自己開示を促すことで、相互理解に繋げる狙いがあります。そのため、形成期のチームビルディングに有効と考えられています。
「ジョハリの窓」の本質は、自己・他己分析を同時に行い、周囲との最適なコミュニケーション方法を模索することにあります。ワークショップで行う場合、参加者の特徴を本人・他者がそれぞれ知っていることを「解放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」といった4種類に分類し、掘り下げていきます。

●Where I'm fromポエム

「Where I'm fromポエム」は、「私は◯◯から来ました」という形式のポエムを作って自己開示を行うフレームワークです。空欄箇所には過去の経験や感想、大切にしている物事などを自由に入れていきます。
ワークショップ参加者がポエムを作り追えたら、1人ひとり発表します。本質は自己紹介と変わりませんが、ポエムを通じて「他者の人生を追体験」できるのが特徴です。相互理解を深めたり、共感したりすることで、より良い人間関係を構築できます

●陽口(ひなたぐち)ワーク

「陽口ワーク」は、チームの信頼関係の醸成に役立つゲーム関係のフレームワークです。具体的な進め方ですが、まずは特定の参加者がその場にいない状態を仮定します。次に、チーム内で対象者へのポジティブな言葉、すなわち「陽口」をいいます。「陽口」は造語であり、ネガティブな意味合いの陰口とは対照的の意味となります。
対象者は基本的に発言せず、メンバーの「陽口」やフィードバックをメモし、自己分析します。交代しながら全員が「陽口」対象者になるまでワークを続けましょう。なお、対象者のカメラとマイクをオフにすることで、オンライン上でも同様の状況を作り出すことができます。テレワーク体制の企業でも実践できるのがメリットです。

チームビルディングのワークショップを成功へ導くポイント

●お互いの価値観を尊重しながら対話する

ワークショップでもっとも重要なのは、チームメンバーの価値観を尊重することです。これが相互理解の促進に繋がり、良好な信頼関係を構築しやすくなります。特に新入社員・若手社員、部下を多数抱える中堅社員を参加させる場合、個性や多様性を認め、相手の考え方・気持ちを理解しようと努める意識を持たせることが大切です。
なお、ワークショップは、課題解決を目的に話し合う「ディスカッション」や、対立意見の論争を行う「ディベート」とは目的が異なります。チームリーダーやマネジメント担当者としてワークショップを実施する場合、これらの違いを明確にしておきましょう。

●ワークショップ後に振り返りを行う

ワークショップ実施後は、チーム全体で振り返り行うのが理想です。実施前と後の関係性の変化を確認したり、メンバーが新たな気づきを得たりすることで、チームビルディングの成果に繋がりやすくなります。なお、チームビルディングを目的としたワークショップでは、振り返りの時間まで組み込んでプログラムを考えることが大切です。

「ワークショップや研修で効率的なチームビルディングに」

チームビルディングは、マネジメント層における最重要課題といっても過言ではありません。とりわけ結成したての組織だったり、若手社員や新人社員が中心のチームだったりする場合、タックマンモデルにおける機能期に到達するまでは、相応の時間がかかります。定期的に社内研修やワークショップを実施し、チームビルディングを推し進めましょう。
なお、外部のビジネススクールを利用し、効率的にチームビルディングを手もあります。「社員教育研究所」のコミュニケーション研修では、チームワークの強化やメンバー1人ひとりの主体性や向上心、チャレンジ精神を育むプログラムを用意しています。



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