新入社員研修でプレゼンテーションを教える前のチェック項目!

カテゴリ:新入社員研修ロジカルシンキング研修

2017年3月30日(木)

新入社員研修でプレゼンテーションを教える前のチェック項目!!

春になると新人社員が入社し、研修などで指導する立場になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新入社員研修の際には、大勢の前に立ち、資料を投影しながらプレゼンテーションをする機会もあるでしょう。

実は、このプレゼン資料が研修成果の質を左右することをご存知でしょうか。優秀な新人を教育するために、「良いプレゼンとは何か」を解説いたします。

プレゼンの概要(ストーリー)を考える

プレゼンはストーリーが重要です。ここで言うストーリーとは、結論(まとめ)に向けるための道筋です。これが上手に組まれていないと、話があちこちに散乱したり、聞き手が間違った解釈をしてしまう可能性があります。

結論にもよりますが、プレゼンのストーリーは以下のようなパターンがあります。

(1)現状~課題~アクション

今はこういった状況で、そのためにはここを解決する必要がある、と導いたり、解決にはこの行動が必要だと訴えるスタイルで、主に市場の動向や、課題解決のために用いられます。

新入社員研修の場合は、これからどういった能力が必要になり、その能力を鍛えるためのトレーニング方法をプレゼンする、といった形で用いられます。

(2)背景~結論~理由

報告資料などに用いられることが多いストーリーで、まず現状を提示し、それにはこういった理由がある、という流れで組み立てます。

今の状況を重点的に伝えたい場合はこのストーリーを使いましょう。ただし、これは、結論から始めた場合でも、ある程度の理解が得られる相手でないとスムーズに進行できない危険性もあります。

(3)特徴~利点~利益~証拠

Feature、Advantage、Benefit、Evidenceの頭文字をとって、FABEと呼ばれるフレームワークのひとつです。

これはセールスレターや、販売目的に用いられることが多く、プレゼンにはあまり使われませんが、目的が伝わりやすい方法のため、新人教育には有効かもしれません。

伝えたい結論、促したい行動などを考えたうえで、どうすればそれらが正確に伝わるかを想定して、ストーリーを考えてみましょう。

資料に反映をする

大勢の方を前に話をするとき、口頭だけのプレゼンでは伝わるレベルが変わってきます。また、記憶として定着させることも難しいものです。

そこで、プレゼンの資料によって視覚効果を狙いましょう。

人間は、生活のなかで得る情報の90%を視覚によって手に入れている、と言われています。また、文字より図形の方が認識しやすいため、説明を中断し資料を読み込んでもらうという時間も少なくなります。

そして、デザインにも注意しましょう。

文字や図形を並べただけでは簡素すぎますが、逆に詰め込んだデザインも見えにくく敬遠されてしまいます。

例えば、アニメーションを多用したスライドは、話が入ってこないと感じる方もいます。また、動きに気を取られ主旨を聞き逃す可能性もありますので、アニメーションは本当にポイントになる部分だけに使うようにしましょう。

そのほか、デザインに統一性を持たせることも重要です。

バラバラなデザインで、ページによって印象が変わってしまったり、レイアウトに統一感が無いと、資料を読む導線が分からず、読む側に混乱を招いてしまいます。

プレゼン資料は、適宜、図形を用いて視認性をあげつつ、「1ページに1つのポイント」と、シンプルかつ統一感のあるものにしましょう。

伝わる話し方とは?

良いプレゼンとは、聴衆が共感して、提案された通り(誘導したいと考えている意図通り)に行動してくれることです。そのためには、相手の心を掴む話し方がとても重要です。

演説の基本は、聴衆の視点を持ち、なおかつ、その視点をアピールすることです。その上で、聴衆へ利益を提供できるというアピールをしましょう。

新人社員は、職場や社会に不安を抱えている場合が多いものです。ただ、それは誰もが経験していることであり、プレゼンをしているあなたも、かつて同じ気持ちを持っていたことでしょう。

そのときの気持ちを思い出し、プレゼンを通して不安を共有しましょう。そうすることで、聞く側の姿勢も変わってきます。

ただし、武勇伝のように話したり、過度な体験談や自慢話になると冷めてしまうかもしれません。内容のバランスを考え、話の流れを組み立ててみましょう。

社員教育のプロに相談する

このように、良いプレゼンには、ストーリーと資料、演説方法の3要素が絡み合っているのです。

しかし、それらをすべて自分で用意するのは大変と感じた担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで、新入社員研修のプロに依頼することもひとつの選択肢として検討してはいかがでしょうか。

社員教育・研修を専門に扱っている業者の場合、これまでに培ってきたノウハウや研修のモデルケースも多いため、より高い効果を発揮できることでしょう。

自分一人で悩まないで、まずはプロへ相談してはいかがでしょうか。



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