男性の部下、女性の部下、扱い方はどう変わる?

2017年5月26日(金)

男性の部下、女性の部下、扱い方はどう変わる?

部下に女性と男性がいる場合、両者の扱い方は微妙に違ってくるでしょう。女性と男性では仕事に対する取り組み方や感じ方が異なってきます。部下の女性と男性、両者とも気持ちよく仕事ができれば、職場全体の雰囲気アップにも繋がりますから、効率アップにもつながると考えられます。そのためには、女性と男性、それぞれの扱い方が重要になるのです。

女性部下と男性部下がいる職場では

女性と男性両者の部下がいる職場では、女性の気持ちをやる気にさせ、いつも笑顔の絶えない明るい職場にすることを心がけましょう。女性が笑顔でいると職場の雰囲気全体が明るくなりますから、男性も仕事にやる気が湧きモチベーションが高くなり、仕事のスピードアップにもつながります。

女性部下の仕事への考え方と扱い方

部下には平等に接することが、いさかいにつながらない秘訣と思っている人が多いでしょう。しかし、人はそれぞれ個性が違いますから、その人に合わせて扱い方を変えた方がいいのです。特に男性上司の場合は異性である女性部下の考え方がわからない人が多いようです。

女性にとって働くこととは

女性にとって働くとは、昇進を希望することではなく、自分を成長させていくことにつながるのです。そのため、仕事の能力が高いので昇進が可能であると女性部下に促しても、あまりいい顔をしない人がいます。昇進して地位が上がることも成長ですが、女性は自分という存在の価値や、自分がいなければならないという必要性を、仕事を通じて見出したいと考えている人が多いのです。

女性部下の扱い方について

女性は自分が違うと思った人の批判を陰で言う場合があります。時には集団になって言い合うのです。たとえば、上司が女性部下へミスの指摘をつい強く言いすぎ、泣かせてしまったとします。すると、その部下や仲間が陰で上司の批判を言い合うことになるでしょう。上司の信頼が落ちる結果になりかねませんし、悪い噂が広がる可能性もあるのです。もちろんミスがあれば指摘しなければなりませんが、その人の内面などに言及してプライドを傷つけることは控えましょう。部下は上司から褒められるとやる気がでます。褒められることで伸びる人が多いので、上手に褒めて仕事への意欲を増加させましょう。

さらに女性はえこひいきに対して非常に神経をとがらせます。自分の方が優秀なのに、若いからという理由で新卒女性を可愛いがっているし、ひいきしていると感じると、上司に対しての信頼が揺らぎ不平不満が出てくるでしょう。部下は特別だと思われることが好きですし、ほかの人とは違うと思われることが何よりも嬉しく感じます。そのため一人一人に対して君は特別だと思わせることで、気持ちよく仕事ができるようになるでしょう。そのためには、社員ひとりひとりの性格を見極め、タイプ別に対処法を変えることが重要です。

男性部下の仕事への考え方と扱い方

男性は仕事に対して出世や昇進をしていきたいと願うタイプが多くいます。出世や昇進は、自分の努力や社会的地位を示す結果だと感じているからです。ただし最近はプライドが高く傷つきやすい性格の人もいますから、扱いには気を付けなければなりません。

男性部下の扱い方について

社員が仕事でミスをした場合、上司が人前で感情をあらわにして注意すると、うつむいて「ハイ」「すみません」などと言って返事をするでしょうが、その心は深く傷ついています。しかも仕事のミスとは関係のないことを延々と指摘し続けると、プライドを大きく傷つける結果となり、仕事へのモチベーションを失わせる事態に発展する場合もあるのです。ミスを注意するときには指摘する内容に注意しましょう。さらに、感情をあらわにして大声を出したところで仕事がスムーズに進むわけではありません。ただのヒステリックな上司だと思われないためにも、冷静に話をしましょう。

そして、マイナスな叱り方もいけません。やる気を引き出したいがために「そんなこともできないの?」などと言ってしまえば、余計にやる気を排除することになってしまいます。「君ならもっとできるはずだ」という信頼を織り交ぜながら話をし、部下の長所を褒めて引き延ばしましょう。また、何をやってもうまくいかない男性部下もいるはずです。ミスを指摘するばかりではなく、長所を褒めて引き延ばすことができれば、会社の中での居場所を確保することにもつながりますし、仕事の効率も上がるでしょう。

部下を扱うときには性格を見極めて

女性部下も男性部下も人それぞれ性格が異なります。性格を見極め、扱い方を変えましょう。一人ひとりに対して細やかな対応ができれば、その職場全体の雰囲気アップにもつながり、仕事がしやすい雰囲気になるでしょう。



この記事の監修者

株式会社 社員教育研究所 編集部

株式会社社員教育研究所 編集部

1967年に設立した老舗の社員研修会社。自社で研修施設も保有し、新入社員から経営者まで50年以上教育を行ってきた実績がある。30万以上の修了生を輩出している管理者養成基礎コースは2021年3月に1000期を迎え、今もなお愛され続けている。この他にも様々なお客様からのご要望にお応えできるよう、オンライン研修やカスタマイズ研修、英会話、子供の教育など様々な形で研修を展開している。

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