ユニークな新入社員研修!面白い新人研修方法をご紹介します!

カテゴリ:新入社員研修セールス・営業力研修

追記:2023年3月25日(土)

2019年10月18日(金)

ユニークな新入社員研修!面白い新人研修方法をご紹介します!

「新入社員研修が面白くなかった」という声をよく聞きます。もちろん面白いだけで得るものがなければ本末転倒ですが、面白くて役に立つ研修ができるならそれが一番です。

この記事では、面白い新人研修方法をご紹介します。気に入ったものがあれば、研修内容の1つとしてぜひ導入してみてください。

新人を慣れさせるために欠かせないものと言えば…

企業の新人教育にはさまざまなプログラムがあります。もちろん業種によって専門性の強いものもありますが、コミュニケーションの形成や人間力を身につけることを目的とした研修には、ユニークなプログラムもあります。今回はちょっと変わった、そして参加者の自主性を育てる取り組みを紹介します。

毎年4月になると新たに新社会人が企業に入社してきます。即戦力として期待されている人材もいれば、その一方でじっくりと育成すべき人材もいるでしょう。いずれにせよ、どんな人材でも新たな環境ですぐに実力が発揮されるわけではありません。仕事の内容を理解させ、同時に先輩や同僚とのスムーズにコミュニケーションを取れるようにしなければいけないでしょう。

そのために各社で実施されているのが「研修」です。仕事に関連する作業を盛り込みながら新卒社員にレクチャーしたり、ゲームなどを通して楽しみながらコミュニケーションを深めたりと、内容もさまざまです。そんな中から今回は各社で実際に行われているユニークな試みを紹介しましょう。これからどうやって新人を迎えよう、と悩んでいる方はぜひ参照してみてください。

面白い新人研修の効果

一番初めに、面白い新人研修を行うことでどんな効果が得られるかを確認しておきましょう。「業務を行うために必要な知識・スキルが身に付く」というのは面白い研修でなくても得られる効果です。そもそもそれが新人研修の主な目的です。平均的な研修ではなく「面白い」とまで言える研修の場合、さらに次のような効果が加わります。

  • 充実感が得られる
  • 達成感が得られる
  • 仲間意識が得られる

いずれも離職の予防や、帰属意識やモチベーションを高めることにもつながります。1つずつ具体的に見ていきましょう。

充実感が得られる

面白い研修では、参加者は充実感を得ることができます。知らなかったことを学ぶ、できなかったことを習得するといった内容で知的好奇心が刺激されたり満たされたりすれば、充実感を感じることができます。協力し合って何かに取り組むような「参加している」という実感を得られる内容でも同様です。

充実感は会社に対するポジティブな印象につながり、実務に就くことへの期待感も高まるでしょう。会社や仲間への信頼感にもつながり、よい意味での帰属意識が高まります。現場への配属後にもよい効果が見込めます。

達成感が得られる

充実感に似ている部分もありますが、面白い研修は達成感も得られます。できることが増えている、必要なことを習得できているという実感が達成感です。目標を達成したとき、チーム対抗の作業などでよい結果を残せたときに感じることができます。

達成感は自信につながり、早く仕事をしてみたいという気持ちを呼び起こします。新入社員は環境の変化などによって不安に感じがちなので、自己肯定感は大きなプラスとなります。モチベーションを高めるのに役立ちます。

仲間意識が得られる

研修に仲間と参加して充実感や達成感、面白さを共有すると、自然と仲間意識が高まります。助け合いの雰囲気が醸成され、よきライバルとして高め合う関係構築の助けにもなります。

当然のことながら、会社では組織の利益のために仕事を分担し合って各自が自分の責任を果たさなくてはなりません。チームワークが必要となる会社において、仲間意識は大きくプラスに働きます。密なコミュニケーションやエンゲージメント向上に役立ちます。

ユニークな研修の事例

では、実際にどんなユニークな研修があるか事例をご紹介します。探せばいろいろありますが、この記事では次の事例についてまとめます。

  • 漫才に挑戦する研修
  • 保育士さんの仕事を体験する研修
  • 無人島でサバイバル体験する研修
  • 学校で授業を行う研修
  • 街を散歩して土地勘を磨く研修
  • 座禅を通して精神鍛錬する研修
  • 海外で最新技術を体感する研修
  • 農業の体験をする研修

では、1つずつ具体的に紹介していきます。

漫才を通して仕事のスキルを高める!?

まず紹介するのが社員に漫才をしてもらう研修です。新人の社員同士がコンビを組み、プロの放送作家による講義を聴いたり、お笑いコンビなどのDVDを見たりしながら、本格的に漫才に取り組みます。脚本を練り練習した漫才は社員一同に披露され、優秀なコンビには報奨金が出るという仕組みです。お笑い好きの社長が企画したそうですが、ほかではなかなかない取り組みと言えるでしょう。

この取り組みは、一見して仕事となんの関連もないように見えるかもしれません。しかし、漫才に必要とされる要素とは何かを考えれば、実は仕事にも活かせるものだとわかるはずです。まず漫才においては話芸が必要になります。単に話がうまくなるというだけでなく、どういう呼吸でツッコミを入れればよいか、どういった話をすれば人は笑ってくれるか、などを学ばなくてはいけません。こうして話芸を身に付けることが、営業などのコミュニケーションスキルとなるでしょう。

また、漫才の台本を作ることで計画力が身に付く側面も見逃せません。どういう漫才をするかにもよりますが、やはり起承転結のある内容がほとんどでしょう。まず観客の興味を惹くための起点の話題を盛り込み、どんどん笑いを起こすためのネタも仕込みつつ、すんなりと話を終わらせるためのオチも用意しなくてはいけません。こうした構成能力が身に付けば、商品や企画のプレゼンテーション能力もアップするでしょう。こうして、楽しみながら仕事に欠かせないスキルが身に付くという意味で、漫才はうってつけの題材なのです。

保育園に出張!?

続いて紹介するのは保育園に出向き、保育士さんの仕事を体験するという研修です。家族向けのサービスを展開する企業にとって、いかにうまく子供の相手ができるかという視点は欠かせません。たとえば家族連れの客が来たとして、両親が商品の説明を受けている間、子供たちは手持ち無沙汰で退屈してしまうでしょう。そんなときに他の社員が子供の相手をしていれば、親御さんからの印象もよくなります。そういう意味で保育士の仕事を体験する研修は有意義なものなのです。

実際の研修内容は、文字通り保育士さんの業務を任されることになります。園児たちと遊んだり勉強することはもちろん、お昼寝の時間に子供を寝かしつけたり、掃除をしたりしなくてはいけません。こうして子供を間近で見守りつつ、どうすれば子供は喜ぶのかを学ぶことで、将来の仕事に活かされるようになるのです。

無人島でサバイバル!?

無人島でサバイバル生活に挑戦するという研修もあります。チームごとに最低限の道具や食料だけが与えられるだけで、2泊3日や3泊4日などのあいだ無人島で生活します。携帯電話など電子機器はすべて研修中は手にすることができません。

生きていくためのアイディアや工夫を出すことで業務における企画力を養うほか、自発的に行動しないと生活が成り立たないため積極性も育てることができます。恵まれた現代社会を認識するきっかけになるという効果もあります。

消耗する可能性もあり、サポートやフォローが大切です。しかし企画・提供している会社では、積極性を養うためあえて指示はほとんど出さず「ほったらかし」にしているともいいます。苦労をともにすることで、離職率が大幅に下がったという会社もあるそうです。

将来の人材を育成するための授業!

近年はどの企業も人手不足に悩んでいます。会社側に問題がある場合もありますが、同時に企業の求めるスキルを持っていない学生が多いということも考えられるでしょう。そこで、教育の段階から着手しようという企業も現れています。

これは、新卒の社員が実際に学校へ出向き、技術系の授業を行うことで、子供たちに工学への興味を湧かせることを目的としているのです。授業を通して子供たちが自社の事業に興味を持ってくれれば、将来の人材を育成していることにもなりますし、もちろん、新人社員にとってのメリットも十分にあります。

そもそも自分が所属する企業の事業内容を把握し、どうやって製品を作り上げているのかを理解することは、製造や営業の仕事をするにあたって欠かせない観点です。自分の学びを誰かに教えることで理解力が高まるという側面もあります。その意味でこうした取り組みは、現在と未来を見据えたものと言えるでしょう。

街を散歩して道を理解しよう!

街なかをウォーキングするだけの研修を行っている会社も存在します。一体どんな業種の企業が行っているかと言えば、タクシー会社です。タクシー運転手は土地勘に優れていなければいけません。日ごろ車で表通りを走っているだけでは気づかない裏道なども、歩けば見つけることができます。

もちろんただ歩くだけではおもしろみがありません。ウォーキングコースをいかに作るかということは、新人社員の裁量に任されています。観光名所を盛り込んだコースを考え、自分にとって興味のあるスポットを盛り込んでも問題ありません。このように新人社員に自由を与えることで、企画力を身に付けることができるのです。

当日は、そのウォーキングコースを複数人が一組になって歩きます。誰かと一緒に歩き続ければ、その間に会話も弾むでしょう。何より同じ行動をしているという意識が生まれることで、社員の間に信頼関係を築くことにもつながります。

座禅を通して精神鍛錬!

近年ではお寺で座禅を組むことで精神を鍛える取り組みが流行しています。何かとストレスが多い社会にあって、静かな場所で集中できる時間を過ごすことは大切なことです。そうした世の中の流れを受けて、社員にも体験してもらおうという企業もあります。

その企業は新卒の社員をお寺に住み込ませ、精神を鍛えることを目的としているのです。もっとも、お寺に住み込みといっても、厳しい修行を行うという意味ではありません。住職さんの講話を聴き、座禅を組むことはありますが、肉体的に辛い修業はほとんどしないのです。

住み込みをしている間は、社員同士が一緒の時間を過ごすことになります。こうして寝食をともにし、同じ時間を過ごすことによって絆が生まれることになるでしょう。何より座禅を始めとした精神統一の時間を持つことで、仕事に対する集中力が育まれることになります。

現地の最新技術を体感!

近年はグローバル社会と言われるようになり、企業の業務内容も国際化が求められるようになりました。また、それに合わせて研修も海外で行う企業が増えてきています。

たとえばIT系の企業では本場であるシリコンバレーやサンフランシスコに赴き、新人社員たちに最新の技術に基づいた業務を行っている様子を間近で体験させているのです。何よりこうした取り組みを行うことは、社員のモチベーション向上に役に立つでしょう。

自分の仕事を発展させればこういうところに行きつくのだ、という目標を可視化し設定することで、スキル向上への意欲が芽生えるようになります。また、英語を使ってコミュニケーションをすることで語学力向上も見込めるという側面も見逃せません。

農業体験で学びを得る!

食品を扱う企業などを中心に、農村で収穫など農作業を体験するという新人研修も行われています。食品がどのように作られ収穫され、流通していくのかのまさに現場を体験できる内容です。

また研修の最後に、農作業効率の改善などを提案するという課題を与えた例もあります。実際に農作業を行いながら課題点を発見し、改善する方法を考えて最終的にプレゼンテーションしてもらったといいます。

地方の農園が積極的に研修を受け入れているケースもあります。そのほか農村での交流と体験を中心に据えた企画を提供している研修会社もあります。「農業体験から何を学ばせたいか」という目的が明確になっていれば、意外に既存のサービスを利用することができます。

面白い新人研修を行うには

学びになることはもちろん、参加者が面白いと感じる新人研修を行うにはいくつかのポイントがあります。具体的には次の点が挙げられます。

  • 参加型の内容にする
  • ゲーム要素を取り入れる
  • 交流する仕掛けを作る

1つずつ解説していきます。

参加型の内容にする

まず新人が受け身ではなく参加する形式の内容にすることが挙げられます。すでに述べたように、面白い研修とは充実感や達成感を感じることができる研修です。座学で講義を聴くよりも、自ら手を動かしたり頭を使って何かを生み出すような内容の方が充実感を感じやすくなります。

上に紹介したような研修はかなりユニークなものが多くありますが、参加型の研修を行うことはそう難しいことではありません。OJTやグループワーク、グループディスカッションなども参加型です。工夫次第で面白い研修とすることができます。

ゲーム要素を取り入れる

ゲーム要素を取り入れるのも研修を面白くする方法の1つです。チームごとに競わせる、時間や道具など制限のある中で課題や記録に挑戦させるなどのパターンが考えられます。

ゲーム要素があると、まず単純に盛り上がりやすくなります。はっきりした結果が出る内容も多く、成功すれば達成感や充実感を得ることも可能です。また競争させるならチームごとの一体感を高めることができます。

ただしアイスブレイクが目的でない場合は、楽しいだけで終わらせないよう学ばせたいことをはっきりさせることが必要です。

交流する仕掛けを作る

交流する仕掛けを作ることも面白いと思わせるポイントです。交流することで場の空気が和やかになり、リラックスして親密な関係が作られます。また一体感や仲間意識、お互いへの信頼感なども生まれます。

具体的には、チームに分ける、自分のことを話したり相手のことを聞いたりしないと達成できない課題を与えるなどの工夫が考えられます。

面白くて導入しやすい新人研修のアイディア

次に、面白い内容でなおかつ比較的導入しやすい新入研修のアイディアをご紹介します。この記事では以下の8つのアイディアについてまとめます。

  • ペーパータワー
  • チャンバラ合戦
  • NASAゲーム
  • マシュマロチャレンジ
  • オンラインの謎解きゲーム
  • バースデーライン
  • 共通点探し
  • グループディスカッション・グループワーク

いずれも自社やオンラインでも実施できるアイディアです。専用の道具を貸し出してくれる研修会社を利用するか、代用・自作するなどして自社で行うかは自社の都合で行いましょう。また最後に振り返りの時間を取って学びを意識させましょう。

では、1つずつ解説します。

ペーパータワー

「ペーパータワー」は、コピー用紙を使ってできるだけ高いタワーを作るゲームです。紙は切ったり折ったりすることはできますが、紙以外のもので補強したりすることはできません。

  • 得られる効果:コミュニケーションの活性化、PDCAによる問題解決力など
  • 用意するもの:A4コピー用紙(1チーム30枚が目安)、メジャー、はさみなど
  • やり方
    1. 1チーム5人前後になるように分かれる
    2. 各チームにコピー用紙を配布する
    3. 作戦タイムとして相談させる(5分)。このとき、1枚だけ紙に触ってもよいものとする
    4. 組み立てタイムとしてタワーを作らせる(5分)
    5. それぞれのチームのタワーの高さを計測して成績を発表する

タワー作りは1度だけでもよいのですが、同じチームのまま2回競わせるとPDCAを回す練習にもなります。

チャンバラ合戦

「チャンバラ合戦」は、その名の通りチャンバラをするゲームです。片腕にボールを付けてスポンジの刀で相手のボールを落とすのが一般的なルールです。

全員が敵の個人単位のバトルロイヤル型、チーム対抗で敵が全滅するまでやる全滅戦、チームごとに大将を決めて大将を討ち取る大将戦などのパターンがあります。

  • 得られる効果:楽しさの演出、PDCAによる問題解決(実施方法による)
  • 用意するもの:スポンジの刀、カラーボール
  • やり方:マグネットで腕に付けたカラーボールをスポンジの刀で落としたら勝ち
  • 上述のように、バトルロイヤル型・全滅戦・大将戦などで細かいルールは異なる

PDCAを学ぶためには、チーム対抗で合戦の前に作戦タイムを設けると効果的です。完全に自社で道具を用意する場合は、カラーボールは付け方に工夫するか、ほかのもので代用するかしましょう。

NASAゲーム

「NASAゲーム」はチームのメンバーで話し合って合意形成を導く「コンセンサスゲーム」の1つで、月面に不時着した宇宙飛行士という設定です。約200マイル先の母船に無事たどり着くために、破損を免れた15アイテムの優先順位を話し合いで決めます。

NASAによる解答があり、最後に答え合わせをして考え方も学ぶことができます。

  • 得られる効果:論理的思考力の向上、コミュニケーションスキルの向上、チームビルディング
  • 用意するもの:アイテムの一覧、アイテムをイラスト化したカード(あれば)など
  • やり方
    1. 5人前後のチームに分ける
    2. ストーリーを説明する
    3. 個人で優先順位を考える(10分程度)
    4. チームで優先順位を相談する。このとき多数決は不可としておく(20分程度)
    5. チームごとに、優先順位と理由を発表する
    6. 答え合わせして得点を算出する
    7. 順位発表と振り返りを行う

自前で行いたい場合は、検索すると解答と理由を解説しているサイトが見つかります。

マシュマロチャレンジ

「マシュマロチャレンジ」は、チームに分かれて乾燥パスタとマシュマロでどれだけ高いタワーを作れるか競うゲームです。タワーの先端にはマシュマロを載せるか刺すかします。骨組みの素材同士は固定できますが、タワーは机に固定してはいけません。マシュマロ以外は切ったり貼ったりできます。

  • 得られる効果:楽しさの演出、論理的思考力の向上、コミュニケーションスキルの向上、チームビルディング、PDCAによる問題解決(やり方による)
  • 用意するもの:乾燥パスタ(太い方がやりやすい。20本程度)、マシュマロ(1つ)、ひも(90cm程度)、テープ(90cm程度)、はさみ、メジャー
  • やり方
    1. 5人前後のチームに分ける
    2. 作戦タイムを含め、18分でタワーを作る
    3. 時間になったら各チームのタワーを計測する
    4. 順位を発表する

タワーは計測中も自立していなければなりません。1回勝負でも楽しめますが、同じチームで2回以上行うとPDCAを体験することもできます。

オンラインの謎解きゲーム

さまざまな会社により、チームで取り組むことのできるオンラインの謎解きゲームが提供されています。設定もいろいろなパターンがありますが、多くは謎を解きながら今いるところから脱出する内容です。

  • 得られる効果:論理的思考力の向上、コミュニケーションスキルの向上、チームビルディング
  • 用意するもの:パソコン、インターネット環境
  • やり方:ゲームによるが、各自パソコンでビデオチャットツールにアクセスしてチームで相談しながら問題を解いていく

ゲームによってかかる時間や得られる効果などが異なります。興味がある場合は、費用面も含めて自社に合ったゲームを探してみましょう。

バースデーライン

「バースデーライン」は、参加者に1月から12月(または4月から3月)まで誕生日の早い順に並んでもらうゲームです。ただし喋ってはいけません。ジェスチャーで意思疎通を行って順番を決めます。時間を測ったり制限時間を決めたりするなどのパターンがあります。

喋ることはできませんが、お互いにコミュニケーションを取る必要があります。さらに全員が参加しなくては順番を決められません。また正解・不正解がわかりやすいので盛り上がります。研修初めのアイスブレイク向きのゲームです。

  • 得られる効果:楽しさの演出、コミュニケーションの促進
  • 用意するもの:とくになし
  • やり方
    1. 参加者を集める(複数チームに分かれてもよい)
    2. 喋らずに意思疎通しながら、誕生日順に並んでいく
    3. 並んだら列の順に口頭で参加者が誕生日を発表、答え合わせをしていく
    4. 複数チームに分かれて行う場合は順番の正しさとスピードで勝敗を決める

チームの人数により難易度が変わり、並ぶまでの時間も変わります。

共通点探し

「共通点探し」は、制限時間内にチームのメンバー間の共通点を見つけるゲームです。お互いに自己開示したり相手の話を聞いたりしながら共通点を探ることで、相互理解が深まり距離が縮まります。

共通点を探す際も、相手の特性を想像しながら質問することとなりコミュニケーション力の向上が期待できます。

共通点が多い人に親近感を持つという心理的現象を活かしたゲームで、アイスブレイクとして研修の冒頭で導入するのに適しています。

  • 得られる効果:コミュニケーションの促進、一体感の醸成、コミュニケーション力の向上
  • 用意するもの:とくになし
  • やり方
    1. 4人前後のチームに分ける
    2. チームごとにリーダーを選出する(1分以内)
    3. チーム内で1人ずつ自己紹介する(1人1分)
    4. チーム全員に共通する点をできるだけを多く見つける(10分)
    5. 各チームで発表する最もユニークな共通点1つを選ぶ(2分)
    6. 共通点と選んだ理由を各リーダーが発表(1チーム1分)

ルールを説明する際に過去に一番多かった共通点の数を伝えると、各チームの意気込みが高まります。

グループディスカッション・グループワーク

目新しくはないかもしれませんが、グループディスカッションやグループワークも工夫次第で面白い研修となります。テーマや内容をよく考えましょう。手を使うもの、頭を使うもの、いろいろな内容があります。新入社員の特性に合わせて選べば盛り上がります。

  • 得られる効果:コミュニケーションの促進、論理的思考力の向上、コミュニケーション力の向上、チームビルディングなど
  • 用意するもの:内容による
  • やり方:内容による

ここまでに紹介した例のうち、チームに分かれて行うものはグループワークの一種です。グループで協力しながら作業することは、それ自体に参加意識やコミュニケーションを深める働きがあり、充実感や達成感につながります。

面白い研修を新人の戦力化につなげよう

新人研修はさまざまな内容で行うことができ、実際にユニークな研修も多数あります。予算や実施場所などの条件にもよりますが、制限があっても工夫次第で面白いものにすることができます。ぜひ自社に合う研修を考えてみてください。

ただし研修全体の目的はあくまで新入社員の戦力化です。「楽しかった」だけで得るものなく終わらせないよう注意しましょう。座学と組み合わせてメリハリを付けたり、面白さ・楽しさの奥にある目的を明確にしたりする意識が必要です。



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