新入社員研修のカリキュラムの作り方のコツとは?

カテゴリ:新入社員研修ロジカルシンキング研修

2019年11月27日(水)

新入社員研修のカリキュラムの作り方のコツとは?

参加型教育で能動的な姿勢を身に付ける

ただ講義を聴くだけの研修では、いざ職場で働きだしてからの実践力にはつながりません。働くにあたって大切なことは、自分自身で仕事を探し積極的に動くことです。受け身の姿勢では、言われたことしかできません。そのため、新人研修のカリキュラムを作るにあたり重要なポイントは、新人たちが自ら行動できる研修内容にすることです。

聞くだけの研修では、学生時代の授業の延長であり、実際のところどれくらい真剣に聞いているのかもわからないものです。新人たちはもう学生ではなく、社会人として職場で活躍しなければなりません。そのためには、聞く研修ではなく実践的に参加できる研修にすることが大切なのです。参加型研修として行えるワークに、グループ発表やロールプレイングなどが挙げられます。これらにしっかりと取り組むことで、自然と能動的な姿勢が身に付くことでしょう。

・グループディスカッション

グループで何らかのテーマについて話し合うグループディスカッションでは、他人の意見を聞くとともに自分の意見もしっかりと述べる場を作ることができます。緊張せずに話せる人や聞き上手な人、みんなの意見をしっかりまとめる力がある人など、参加者それぞれ特徴や能力が異なります。

そんな中で自分を分析して客観的に見つめることもできるでしょう。全員が必ず1回は発言するように決めておけば、大人しい新人も頑張って意見を述べるはずです。グループディスカッションは、積極性やコミュニケーション能力を磨くためのよい研修となります。

・ロールプレイング

営業職でよく行われるのが、ロールプレイングと呼ばれる方法です。例えば営業の場合は、客と売り手役に分かれて、実際に現場にいるのと同じような言動を取ります。それぞれの役割になりきって、いろいろなパターンの対応を練習するのです。

ロールプレイングで実践を積むことで、現場に出たときに緊張せずに動くことができるようになります。また、そのときの状況に臨機応変に対応できる力も付くでしょう。営業や接客業、サービス業などでは非常に役に立つ研修のひとつです。

「話す」「書く」「行動する」の3つを基本に

ビジネスマンになると、「話す」「書く」「行動する」の3つは必須になります。新人時代はわからないことがたくさんあるのは仕方がないことです。しかし、上司の指示をただ聞いているだけではなかなか覚えられません。わからないことは納得できるまで質問し、聞きながらメモを取り、帰宅して復習する行動が必要になるのです。これらの動作も「話す」「書く」「行動する」が基本となっており、身に付けていくのも、新人研修の目的です。セミナー中はしっかりとメモを取る習慣を身につけましょう。

さらに、「話す」際に敬語をきちんと使えない人も見られます。また、インターネットやスマホを使うことが増えたために、文字を書く機会が減り、漢字が使えない人や文章を書けない人が増えています。ビジネスマンとして最低限の話し方・書き方は知っておかなければマナー違反になります。特に営業など人と接する職種の場合、社会人としての基本が身に付いていなければ信頼関係が築けず、売り上げにも悪影響が及びます。新人研修では、「話す」「書く」「行動する」の基本学習を取り入れたカリキュラムにすることも必要です。

正しい礼儀と挨拶を身に付ける

たとえば事務や受付などの仕事の場合、会社の窓口として働くことになります。アパレルや飲食店などの接客業においても、来客の対応が仕事の大部分を占めるでしょう。さらにすべての仕事において、職場の人間との交流があります。

社会人になると、正しい挨拶や礼儀作法ができなければ、それだけで印象が悪くなってしまいます。学生のときは多少の不作法は許されたとしても、社会人としてビジネス上では会社の信頼関係にまで影響してくるのです。正しいお辞儀や挨拶の仕方などのエチケットを身に付けることも、研修中に身に付けておかなければなりません。

しっかりと社会人のマナーを学ぶことで、学生気分から抜け出して社会人としての自覚を持つこともできるでしょう。基本的な挨拶を大きな声で発声するほか、笑顔の研修やお辞儀の練習なども、カリキュラムに組み込むようにします。

コミュニケーション能力を鍛える

人間はさまざまな性格を持ち、元々人見知りするタイプもいれば、人間関係が苦手な人もいます。それは性格であり仕方がないことですが、最低限のコミュニケーションが取れなくては、社会人として困る場面が出てくることは否めません。職場では、仕事を教えてくれるのは先輩や上司とうまく関係を築くことができなければ、仕事も身に付きにくいでしょう。

実際に、職場での人間関係でトラブルを抱えてしまい、退職する人も少なくはないのが現状です。職場だけでなく、取引先や来客ともコミュニケーションを円滑に取ることが、仕事の成績にもつながります。営業のベテランにもなると、素晴らしいコミュニケーション能力を持っているはずです。新人研修では、職場のみんなと円満にやっていくためにも、仕事での売り上げや成果につなげるためにも、コミュニケーション能力を鍛える必要があります。そのためにグループディスカッションは非常に効果的な研修方法なのです。休憩時間には、みんなが集まって対談する時間を作るとよいでしょう。

職場で実践できる内容に

研修は、そのときだけで完結してしまっては意味がありません。実際に現場で実践できるかが最も重要です。実践に繋がる研修にするためには、仕事で活用できるスキルを身に付けることがまず大切です。知識的な学びや技術的なことなど職種によっても変わってきますが、研修中に行える範囲でのスキル習得指導はしておきたいものです。

その一方、スキルがあっても、それを活かせなくてはどうしようもありません。活かすために必要となるのが、モチベーションや行動力です。その会社で今後どんなふうに成長したいのか、一人ひとりの夢と希望に繋がる研修が理想です。

実際に会社で活躍している先輩たちの生の声を披露する場を持つのも、よいのではないでしょうか。また、頑張りが成果につながることや、達成感を抱く幸せを実感できるようなカリキュラムを考えるのもひとつでしょう。

今や、お寺で研修を行っている会社もある時代です。少し厳しいですが、精神修行やマラソンや登山といった鍛錬を研修に組み込めば、メンタル強化や達成感の実感につながります。

管理職の人たちが手本となる研修に

新人研修はもちろん新人のための研修ですが、その多くはしっかりと上司の姿を見ています。素晴らしい尊敬できる上司がいれば、「自分もあんなふうになりたい」とモチベーションにもつながるはずです。しかしながら、自分たちには厳しいことを言うわりに、上司自身は小声でボソボソと話し挨拶もできていないようでは、新人も意欲が失せてしまうでしょう。研修では、まずは管理職の人たちが手本とならなくては意味がないのです。研修のカリキュラムでは、新人たちと一緒に上司も同じカリキュラムに挑戦するようにしたいものです。

口だけではなく、身を持って伝える研修であることが重要と言えます。新人と上司が一緒になって頑張り、皆が成果を感じることができる研修になればその研修は成功したと言えるのではないでしょうか。



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