新入社員の育成の基本|計画を立案する方法と指導のポイント

カテゴリ:新入社員研修セールス・営業力研修

※追記 2021年10月7日(木)

2020年1月31日(金)

新入社員の育成の基本|計画を立案する方法と指導のポイント

新入社員を入社後の新人研修を通じて人材として育てていくにあたっては、彼らが実際の職場で仕事をできる社員になれるように、適切な新人教育を施すことが大切です。新人教育の内容次第で、新入社員のその後のモチベーションや人事が行うタレントマネジメントに大きな影響が出てくるからです。ここでは、新人指導にあたって、トレーナーやリーダーが効果的な研修を行っていくための人材育成のポイントになる点を解説していきます。

新入社員の育成において指導すべき主な項目

新入社員を育成するにあたっては、彼らにどんな知識や能力が育つことを期待しているのか、目的を明確にして指導項目を決定する必要があります。

●経営理念、事業内容

社員として全員共通で知っておくべきことの一つは、入社した会社の経営理念や事業内容、組織の仕組みなど自社の基本的な情報です。外部の人にいきなり尋ねられた状況でも、これらの情報を知識としてすぐに説明できる程度の理解を目指します。これによって、若手社員を含めた全社員が、企業の一員としての意識を持たせることが目的です。

●ビジネスマナー

新卒採用の場合は社会経験が乏しく、社会人として必要な基本的なビジネスマナーを習得してもらう必要があります。これには、名刺交換や電話応対など、ビジネス上の慣習として一般的に見られる行動の作法や社内での先輩社員や上司への接し方などが含まれます。

●コミュニケーション能力

新入社員は、学生時代とは大きく変化した環境の中で、社員や顧客との新たな人間関係を構築することが必要です。そのために重要なスキルが、コミュニケーション能力です。具体的には、自分から相手への言葉遣いの作法や報告・連絡・相談、いわゆる「報・連・相(ホウレンソウ)」の各ステップ、さらには上司や先輩への質問の仕方などを学びます。

●配属後に必要な基本業務

新入社員は、遅くとも研修が終わったあとに各部署に配属されるため、そのときに必要な基本業務のスキルも教える必要があります。ビジネスマナーなどの一般的な社会人としての素養とは異なり、ここでは部署ごとにある程度の専門的な内容を学習するのが通例です。

新入社員育成計画の立案方法

新入社員教育を実施するにあたっては、研修を受けた新人がその後十分に能力を発揮できるように、3つのステップに基づいて計画を立案するとよいでしょう。

●STEP1:目標を明確にする

まずは、新入社員に短期的に、あるいは中長期的に何を期待しているのか、人事責任者や事業責任者の求めるものを確認したうえではっきりとさせましょう。その期待に基づき、研修の成果として、3年後や5年後にどんな姿に成長させるかなど、具体的な目標を設けます。
たとえば、3年後には後輩を指導できるようになる、5年後には部署のリーダーになっている、などといったことが考えられます。さらには新入社員それぞれの課題、能力差や配属部署を鑑み、誰にどのような役割を期待するのかなど、各員に基づいた詳細目標を加えるとなお効果的です。

●STEP2:習得すべきスキルとタイミングを決める

社員教育の計画はある程度の期間にまたがって立てるものです。そこでは、教育内容だけでなく、実際に指導を行うタイミングも重要です。具体的には、勤続年数や職位の想定に応じて、それぞれの新入社員が長期的に身に付けるべきだと考えられるスキルを可能な限り列挙し、各スキルを習得させるタイミングについて計画を立てていくこととなります。

●STEP3:スキルを習得させるための指導内容を考える

習得させるスキルやタイミングが決まったら、それに合った指導内容を設定することも大切です。プレゼンテーションスキルを上達させるためにロールプレイングで順繰りにプレゼンさせるなど、スキルの特徴に沿った具体的な内容にもとづき、カリキュラムを設計するとよいでしょう。

新入社員を育成するときのポイント

実際に新入社員を育成するにあたって、ポイントはどのようなことでしょうか。詳しく見ていきましょう。

●指導方法に留意する

まずは、指導方法を適切に吟味していることが重要です。たとえば現場で多用するシステムなどの機器の操作はOJTによって現場で指導し、ロジカルシンキングなどの思考法を外部講師が指導するときは座学を選ぶなど、スキル内容や習得目的に応じた指導方法を考える必要があります。

●背景や理由を含めて指導する

新入社員相手にスキルを教える場面には、管理職の方が新人社員へ頭ごなしに教えるのではなく、背景や理由も含めて指導しましょう。そうすることで、教えられていないケースであっても求められる結果を想定した行動を取ることが可能になるほか、研修の場において新人のモチベーション維持にもつながります。

●振り返りを促す

研修の中で失敗したときはもちろん、成功したときも内容の振り返りを行うように促しましょう。これによって、振り返りを習慣付け、客観的な自己評価を形成し、柔軟に学習し続けられる人材を育成できます。

●キャリアプランを描きやすい状態を作る

昇進のプランなど、具体的なキャリアプランを描きやすい内容を考えましょう。将来の見通しが立つことで、中堅社員になるまでの離職率を抑えることにもつながります。また、昇進の目標が具体的にはっきりするので、仕事のモチベーションの維持にも役立つことでしょう。

社員に合った新人育成を

新人教育の基本的な内容、立案方法および指導上の注意点を見てきましたが、重要なのは、いずれの段階でも新人相手に最も適した教育内容が何であるかを考え続けることです。適切な教育を活用することで、新入社員の効果的な育成が可能になるので、常に彼ら一人ひとりの特徴を念頭に置くとよいでしょう。



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