仕事の熱量を高めるには?全力で取り組むカルチャー形成で大切なこと

更新日:2026年01月13日(火)

仕事の熱量を高めるには?全力で取り組むカルチャー形成で大切なこと

「仕事の熱量」が全社的に高まると、組織全体が活気づき、業績や社員の定着率などにも影響します。一方、各自の間に熱量の差があると業績悪化へつながり、それが原因となってさらに現場モチベーションが下がるといった負のスパイラルが起こりかねません。

そこで今回は、仕事の熱量に関わる課題と対策および、社員の熱量を高めるための方法について解説します。仕事への熱量を高めるためには、次のような点を理解しておく必要があります。

  • 仕事における熱量とは、仕事に対する意欲、やる気、熱意、情熱などと言い換えられる
  • 仕事の熱量が高い人は、主体的に集中して仕事に取り組み、そのことにやりがいを感じている
  • 新しいことにチャレンジさせたり努力を評価したりするほか、研修を活用することも熱量の維持と向上に役立つ

順に解説していきます。

目次
  1. ビジネスシーンにおける「仕事の熱量」とは?
  2. 仕事の熱量が高い人の特徴
    1. 仕事を自分事化している
    2. 集中力が高い
    3. 仕事を自分事化している
  3. 熱量が高い社員が企業にもたらすメリット
  4. なぜ、現場の熱量が奪われてしまうのか?その理由
    1. 「やらされ仕事」が常態化している
    2. 孤立感や無力感が強まっている
    3. 公平感を欠いた評価が行われている
  5. 仕事の熱量に関する主な課題と対策
    1. 社員によって熱量に差がある
    2. 社員が仕事への熱量を失ってしまう
    3. 組織全体の熱量が低い
  6. 社員の熱量を高める方法
    1. 新しい仕事や目標へ取り組ませる
    2. 良好な職場環境を作る
    3. 定期的にフィードバックを行う
    4. 社員の努力が評価される環境をつくる
    5. 社員研修を実施する
  7. 「熱量が高い」だけでは成果につながらない理由
    1. 熱量が高い社員の行動が空回りする組織の共通点
    2. 管理職に求められる「熱量が高い行動」のマネジメント
    3. 熱量が高い社員が離職してしまう理由と背景
    4. 熱量が高い状態を組織成果につなげるための考え方
  8. 仕事の熱量を高める!社員教育研究所の研修プログラム
    1. 部下のやる気を引き出す!「リーダーの条件」
    2. 部下を動かす力を付ける!「指導力開発訓練」
    3. 管理職の熱量を底上げする!「管理者養成基礎コース」
    4. 熱量高く行動できる力を育む!「行動力パワーアップ」
    5. 主体的・積極的な行動を習慣化!「ビジネス特別実践研修」
  9. 一人ひとりの熱量が重なることで組織は強くなる
  10. FAQ
    1. 「仕事の熱量が高い人」の特徴は?
    2. 社員の仕事の熱量を高めるためにどのような取り組みをすべきですか?
    3. 社員の熱量が低下してしまった場合、どのような対策が考えられますか?

ビジネスシーンにおける「仕事の熱量」とは?

一般的な「熱量」の定義は、熱エネルギーの大きさや、人が持つ熱気の比喩表現です。一方、ビジネスシーンにおいては「仕事に対する意欲」を指すことが多く、「やる気」「熱意」「情熱」といった言葉に言い換えられるケースもあります。

社員の熱量は自然に高まるものではありません。また、一度高まったとしても、時間とともに低下していったりなくなったりするのが自然です。変化する熱量をいかにキープできるかは企業全体の課題であり、経営・マネジメント層に求められる取り組みと言えます。

仕事の熱量が高い人の特徴

仕事を自分事化している

主体的・自発的・能動的に仕事へ取り組む人は、仕事を自分事化し行動をしています。「もっと成長したい」「より責任のあるポジションに就きたい」といった目的は、その姿勢を後押しする理由のひとつです。成長意欲や向上心は、熱量を高める上で最良の燃料です。このタイプは、自らのために熱量を高められるのが特徴と言えます。

集中力が高い

集中力の高さは熱量と比例します。そのため、日々の業務に没頭したり、目標達成に向けて努力したりできるタイプにも、仕事の熱量の高さが特徴として現れます。なお、そもそも業務内容に強い関心を持っているようなパターンも多く、その好奇心が高い集中力を生み出しているケースも少なくありません。

仕事にやりがいを感じている

“やりがい”は、仕事の熱量にもっとも直結しやすい要素のひとつです。具体例としては、仕事の価値や重要性を理解することで社会貢献への意識が高まり、自信や誇りを持てるといった状態です。このタイプは同時に、前述の「自分事化」や「集中」も兼ね備えている場合が多く、熱量も長く持続する傾向にあります。

熱量が高い社員が企業にもたらすメリット

仕事に対する熱量が高い社員は、業務への関心や好奇心が旺盛であるため、常に高い集中力とモチベーションを持ちながら働きます。このような社員は、目標達成へのコミットメントが強く、困難な課題にも粘り強く取り組む傾向があります。
また、仕事の成果物のクオリティも高く、業務量が多くても完成度の高いアウトプットを出してくれる点は企業にとって大きなメリットとなります。さらに、その熱意は周囲の社員にも良い影響を及ぼし、チーム全体の士気や生産性を引き上げてくれるはずです。
ただし、熱量が高いあまり他の社員との関係性が希薄になったり、過労に陥ったりするリスクもあるため、適切な業務配分やサポート体制を整えることも重要です。

なぜ、現場の熱量が奪われてしまうのか?その理由

社員の仕事への熱量を高める施策を検討する際、まず押さえておきたいのが「何が現場の熱量を下げているのか」という阻害要因の存在です。どれほど研修や制度を整えても、日常業務のなかに熱量を奪う要因が残ったままでは、せっかく高まった意欲も長続きしません。

熱量が高い状態を維持・向上させるためには、プラスの施策を重ねる前に、マイナス要因を正しく理解しましょう。

「やらされ仕事」が常態化している

業務の背景や目的が十分に共有されないまま、「言われたからやる」「決まっているからこなす」といった状態が続くと、社員は次第に思考しなくなります。

自分の仕事が何につながっているのかが見えない環境では、主体性は生まれにくく、仕事への熱量も低下していきます。熱量が高い社員ほど、本来は意味や価値を理解したうえで行動したいと考えるため、この状態が続くとモチベーションの低下を招きやすくなります。

孤立感や無力感が強まっている

「自分一人が頑張っても状況は変わらない」という感覚は、仕事への熱量を大きく削ぐ要因のひとつです。特にリモートワークや分業が進む環境では、自身の業務が誰にどのように役立っているのかが見えにくくなり、達成感や手応えを感じにくくなります。

周囲とのつながりや貢献実感を持てない状態が続くと、熱量が高かった社員であっても徐々に意欲を失ってしまう可能性があります。

公平感を欠いた評価が行われている

成果のみが評価され、そこに至るまでの工夫や挑戦、熱意が顧みられない環境では、社員は次第に「頑張りすぎないほうが得だ」と学習してしまいます。

このような評価の積み重ねは、仕事への熱量を抑制し、主体的な行動を減らす原因となります。

熱量が高い行動を正しく評価し、プロセスにも目を向ける姿勢がなければ、組織全体の活力は維持できません。

仕事の熱量に関する主な課題と対策

社員によって熱量に差がある

組織にはさまざまな人が集まります。そのため、熱量の高い人と低い人が入り交じり、社内で温度差が生じてしまうおそれがあります。また、上司としては熱量のある部下を評価したくなるものです。一方、熱量の低い部下に対しては評価が低くなり、それが日頃の態度に出てしまうことも……。熱量のある部下はより熱量を高め、そうではない人の熱量はより下がります。

熱量がない社員・低い社員は周囲にもネガティブな影響を与えます。こうして熱量の違いが広がれば、組織全体のまとまりが欠けたり、定着率が改善しなかったりと、課題の深刻度はさらに高まります。コミュニケーションの活性化や、組織全体でビジョンを共有する取り組みに力を入れるなどして、熱量の低い社員をフォローする体制を整えましょう。

社員が仕事への熱量を失ってしまう

同じ業務内容を中長期的に続けていると、徐々に仕事の鮮度が失われていきます。興味が薄れれば集中力も続かなくなり、目的意識も高まりません。仕事へのやりがいを見失ってしまう可能性もあるでしょう。熱量を低下させないためには、短期的かつ実現可能な目標の設定で、達成感を味わうことも大切です。たとえば自発的に仕事の目標や達成期間などを設定させることで、意欲が取り戻せる場合もあります。

組織全体の熱量が低い

業績の低迷や職場の風通しの悪さ、企業の理念・ビジョン・戦略が浸透していないなどの課題もあります。組織の熱量が慢性的に低い原因には、さまざまなものが考えられます。なかでも、リーダーやマネージャーなどの管理職の熱量不足はメンバーへ伝染するため注意が必要です。

逆に言えば、熱量の高い人は周りを奮起させるため、組織全体の熱量アップを促します。その意味で、管理職にはメンバーのやる気を引き出すリーダーシップが求められるのです。たとえば、プロジェクト成功のメリットを説明するなど、メンバーが仕事に対して魅力を感じるゴールの提示が大切です。

社員の熱量を高める方法

新しい仕事や目標へ取り組ませる

同じ業務が続き、仕事の鮮度が下がってきているようであれば、ジョブローテーションや資格取得の促進なども検討してみましょう。新たな取り組みは新鮮さを感じやすく、同時に社員のスキルアップにも期待が持てます。

良好な職場環境を作る

安全かつ清潔で、協力的な雰囲気がある職場は、社員がストレスなく仕事に集中できる基盤となります。さらに、チームビルディング活動や社内イベントを通じて社員同士のコミュニケーションや団結力を高めることで、職場の一体感が醸成されます。
また、社員からのフィードバックを積極的に受け入れ、職場環境の改善に反映させることも大切です。こうした取り組みによって、社員は自分の役割や貢献に自信や誇りを持ちやすくなり、結果的に熱量の向上につながります。

定期的にフィードバックを行う

従業員の努力や成果に対して的確な評価と感謝を伝えることで、モチベーションや自尊心が向上します。フィードバックの際は、ポジティブな点だけでなく改善すべき点についてもバランスよく伝えることが重要です。

社員の努力が評価される環境をつくる

成果に対する正当な評価は、社員にとって大きなやりがいにつながります。そのため、熱量が高い社員が認められる組織風土の醸成も重要です。たとえば、社内表彰制度やインセンティブ制度を設けたりしてみましょう。なお、上司が部下の努力に気づき、それを褒めるだけでも立派な評価です。普段からよい褒め方ができていれば、部下の熱量を維持できます。

社員研修を実施する

入社時や役職への就任前など、新たなスキルの習得が必要なタイミングでは、社員研修が有効です。この際、通い慣れたオフィスや現場ではなく、専用の社員研修サービスプログラムを利用するなどして、外部の施設へ移動するのもおすすめです。環境を大きく変えると、モチベーションアップに効果的。研修後には、従来と異なる観点から仕事に向き合えるはずです。

「熱量が高い」だけでは成果につながらない理由

仕事への熱量が高いことは、組織にとって大きな強みです。しかし一方で、「熱量が高いにもかかわらず、期待した成果につながらない」「周囲と温度差が生まれてしまう」といったケースも少なくありません。
これは、個人の熱量が組織の方向性や評価軸と噛み合っていないことが原因で起こります。
熱量そのものはプラスの要素であっても、向かう先が不明確なままでは、成果や評価に結びつきにくくなってしまうのです。

熱量が高い社員の行動が空回りする組織の共通点

熱量が高い社員ほど、自ら考え主体的に行動します。しかし、ゴールや優先順位が曖昧な組織では、その行動が「独走」や「自己満足」と受け取られてしまうこともあります。
結果として、本人は全力で取り組んでいるのに評価されず、周囲との摩擦が生まれ、熱量そのものが低下してしまう恐れ があります。
特に、組織としての目標や判断基準が共有されていない場合、熱量の高い行動ほど方向性のズレが目立ちやすくなります。

管理職に求められる「熱量が高い行動」のマネジメント

ここで重要になるのが、管理職によるマネジメントの役割です。
熱量が高い行動を「組織の成果」や「チームの目標」と結びつけ、評価軸として言語化することで、本人だけでなく周囲の納得感も高まります。
熱量を否定したり抑え込んだりするのではなく、「どこに向けるのか」「何を成果とするのか」を明確に示すことが、管理職には求められます。

熱量が高い社員が離職してしまう理由と背景

熱量が高い社員は成長意欲が強く、環境への感度も高い傾向があります。そのため、努力が正しく評価されない、成長実感が得られない状態が続くと、早期に離職を選択するケース もあります。
熱量の高い人材を定着させるためには、結果だけでなく、そこに至るプロセスや挑戦を認める仕組みづくりが不可欠です。

熱量が高い状態を組織成果につなげるための考え方

個人の熱量を組織全体の力に変えるには、方向性の共有、評価基準の明確化、そして管理職の継続的な関与が欠かせません。
熱量の高さは放置すれば消耗につながりますが、適切に導けば組織を前進させる原動力 となります。
「一人ひとりの熱量をどう活かすか」その設計こそが、組織力の差を生むポイントと言えるでしょう。

仕事の熱量を高める!社員教育研究所の研修プログラム

部下のやる気を引き出す!「リーダーの条件」

リーダーシップのなかには、部下のやる気を高めるスキルも含まれます。この際に重要となるのがコミュニケーションです。本プログラムでは、部下の仕事に対する熱量を高め、部門を活性化するための仕事の与え方について学習。部下のメンタル育成を踏まえた褒め方や注意の仕方など、具体的なノウハウを通してマネージャースキルをトレーニングしていきます。

「リーダーの条件」の詳細はこちら

部下を動かす力を付ける!「指導力開発訓練」

管理者が身に着けるべき指導力を学ぶためのプログラム。部下との良好な人間関係を築くために必要な「人間学」のマスターを目指します。リーダーシップに関する基礎知識から、仕事の与え方・注意の仕方・褒め方・説得の仕方などの実践に至るまで。座学やロールプレイング、ディスカッションを通して徹底的に能力開発に臨みます。

「指導力開発訓練」の詳細はこちら

管理職の熱量を底上げする!「管理者養成基礎コース」

管理者に求められる基本的なスキル・マインドセットの習熟を目的とした研修です。頭と体を使った訓練で実感を伴いながら「管理者の任務」を身につけ、思考力、スピーチ力、マネジメント力を向上。仕事に対しての熱量を高める自己啓発にもつながる、効果的なカリキュラムが用意されています。

「管理者養成基礎コース」の詳細はこちら

熱量高く行動できる力を育む!「行動力パワーアップ」

「行動力パワーアップ」は、自ら考え行動力を高めるプログラム(5日間合宿)。ディベートを通じて、行動の心理を分析し、問題への迅速な対応と「行動型思考」を習得します。
自身の役割を明確にし、改善点を見出すことで、熱量高く主体的に業務に取り組む人材を育成し、現場での実践につなげます。

「行動力パワーアップ」の詳細はこちら

主体的・積極的な行動を習慣化!「ビジネス特別実践研修」

3日間の合宿形式で「話す・聞く・書く・行動する・考える」を体験型に学ぶ短期集中研修。やらされ感ではなく、自ら課題を見つけ行動できる社員を育成します。
「なぜ」を理解し、主体的な行動を習慣化する支援を通じて、社会人としての自覚と、受けた仕事を確実に遂行する主体性を養えるのが特徴です。
研修を通して組織や仕事、上司への理解を深め、仕事への熱量の高い、積極的な姿勢を育みます。

「ビジネス特別実践研修」の詳細はこちら

一人ひとりの熱量が重なることで組織は強くなる

会社の業績とは、社員一人ひとりの熱量に支えられているといっても過言ではありません。その意味で、熱量の持続や向上を図ることは事業の継続・発展に欠かせない要素とも言えるでしょう。仕事への熱量は数値化が難しく、定性的に測らなくてはならないためマネジメントは難しいかもしれません。しかし、今回ご紹介した研修プログラムなどを活用すれば、組織全体での熱量アップを促進する人材の育成が行えます。従業員の熱量の低下を感じていたり、なかなか業績が回復できなかったりなどのお悩みがある方は、ぜひ社員教育研究所までご相談ください。

FAQ

「仕事の熱量が高い人」の特徴は?

熱量がい人は、仕事を自分事化し、主体的に行動します。
また業務に高い集中力で没頭し、その仕事にやりがいを感じているため、常に高いモチベーションを維持し、質の高い成果を生み出します。

社員の仕事の熱量を高めるためにどのような取り組みをすべきですか?

新しい仕事や目標への挑戦を促し、社員の努力を適切に評価する制度を導入することが重要です。
また、良好な職場環境を整備し、定期的なフィードバックや社員研修を通じて成長を支援することも効果的と言えます。

社員の熱量が低下してしまった場合、どのような対策が考えられますか?

短期的かつ実現可能な目標を設定させ達成感を味わわせたり、ジョブローテーションで新たな刺激を与えたりすることが有効です。

また、管理職がリーダーシップを発揮し、メンバーのやる気を引き出す働きかけも重要です。そんな管理職へ向けた研修には、「リーダーの条件」、「指導力開発訓練」、「管理者養成基礎コース」、社員の熱量を高めるための研修には「行動力パワーアップ」、「ビジネス特別実践研修」などがあります。



この記事の監修者

株式会社 社員教育研究所 編集部

株式会社社員教育研究所 編集部

1967年に設立した老舗の社員研修会社。自社で研修施設も保有し、新入社員から経営者まで50年以上教育を行ってきた実績がある。30万以上の修了生を輩出している管理者養成基礎コースは2021年3月に1000期を迎え、今もなお愛され続けている。この他にも様々なお客様からのご要望にお応えできるよう、オンライン研修やカスタマイズ研修、英会話、子供の教育など様々な形で研修を展開している。

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