新人研修がきついと言われる理由は?新入社員の育成のポイント

カテゴリ:新入社員研修コミュニケーション研修

2022年7月6日(水)

新人研修がきついと言われる理由は?新入社員の指導・育成のポイント

採用活動において、若手人材である新卒・既卒・第二新卒の確保は重要です。しかし、多くの時間と費用をかけて人材を確保しても、早期離職する可能性は否定できません。もっとも危険なのは「新人研修後」のタイミングです。新人研修が「つらい」と感じ、離職を検討する人は少なくありません。そこで今回は、なぜ新入社員が新人研修で「つらい」と感じるのかご紹介します。主な原因や対処法、新人研修の質を高めるメリットについて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

新人研修がきついと感じる3つの原因

●生活環境の変化によるストレスを感じている

OJTなどの新人研修がきついと感じる最大の原因が、生活環境の変化です。新入社員は中途採用を除き、先日まで学生の人が大半を占めます。生活リズムは比較的自由で、好きなときに起床・就寝し、学業や遊びを満喫していました。しかし、学生気分のままで社会人に出ると、本人が「つらい」思いをします。
多くの社会人は定時までに出社するため、朝は早く起きて身支度を整えます。電車に揺られて出社した後は朝礼に参加し、取引先からのメールを確認したり、視聴を作成したりと、各種業務を遂行します。その上、上司や同僚に気を遣う、仕事への責任感を持つなど、学生時代には経験しなかったプレッシャーを感じます。
社会生活に慣れるまでは、そのギャップに「つらい」と感じるでしょう。気持ちの切り替えが苦手な人ほど、生活環境の変化にストレスを感じるものです。

●研修で覚える内容が多い

企業によっては、短期間のスケジュールで新人研修を済ませることがあります。この場合、人材育成のコストの観点からやむを得ず、スケジュールを短縮している場合がほとんどです。対して、新入社員側からすると、多くの業務知識やビジネスマナーを限られた時間内で覚えるのは、容易ではありません。研修で得たすべての情報を理解しきれない可能性さえあります。
新人研修の参加者は、周りに後れを取らぬよう必須に勉強します。ビジネスパーソンとしての基本的な考え方、書類の書き方や作り方、「報連相」などのマナー・ルールなど、覚える情報は多岐にわたります。いずれも今後の社会生活を左右する重要な知識です。
しかし、早い段階で内定した人、最後まで就職活動に明け暮れていた人のほとんどは、勉学から遠ざかっています。久しぶりの「学び」に頭が回らなかったり、すぐに疲れてしまったりする人もいます。教育が不十分な状態で現場に配置されと、「どうしたらいいのだろう」と戸惑うケースが少なくありません。

●研修の重要性や価値がわからない

新人研修に参加する意義や価値を見いだせない新入社員は少なくありません。当然、学習意欲が沸かなかったり、集中できなかったりするでしょう。この場合、新人研修の目的や効果を会社側が提示できていない可能性があります。マネジメント層を中心に「新人研修の在り方」を見直す必要があるでしょう。

●人材開発や教育担当者の指導が厳しい

社会人としての責任や精神力、忍耐力などを教えるため、あえて厳しく指導する研修担当者はいます。適度なプレッシャーは、学習効率を高める大切な要素であり、新人研修の成長を促すために欠かせません。
しかし、厳し過ぎる指導は逆効果です。参加者は萎縮し、覚えるべき知識が頭に入りません。そもそも、「厳しい」「つらい」の程度は人それぞれであり、研修担当者の裁量にも左右されます。研修担当者には、参加者の立場になった指導や、適切なコミュニケーションが求められるでしょう。

新人研修がきついと感じる新入社員を放置するリスク

●新入社員の早期離職のリスクが高まる

新人研修の厳しさから、新入社員の早期離職リスクが高まります。具体的には、研修で教わった内容に違和感を覚えたり、理不尽な思いをしたりした際に「この会社にはついていけない」「自分には向いていない」と考える社員が多いとされます。こうして離職や転職に舵を切る人材は少なくありません。新入社員が転職サイトなどを閲覧していたら要注意です。
新入社員の早期離職は、会社としてもっとも避けたい事案です。採用活動にかけたコストが水の泡となるほか、人材の埋め合わせも必要になります。また、離職した元社員が新人研修の評判をSNSや口コミサイトに書き込み、風評被害を受ける可能性もあるでしょう。「きつい」と感じる新入社員を放置した場合、新入社員と自社、双方に悪影響をおよぼします。

●理解度が低い新入社員が現場へ配属される

新人研修で十分な業務知識・スキルが身についていないと、現場入りした際、戦力になりません。配属先の業務に支障をきたし、他社員の仕事が増える可能性もあるでしょう。また、情報の理解度が低いと、新入社員自身もつらい思いします。社内全体に悪影響が広がり、業務効率や生産性の低下、コミュニケーション問題が発生する恐れがあります。

新人研修をきついと感じさせないための工夫

●事前に新人研修の目的を伝える

新人研修において重要なのは、あらかじめ実施する「目的」を伝えることです。そもそも新人研修は、自社における業務知識の向上やスキルアップを図る場にほかなりません。しかし、社会人になりたての新人にその重要性を伝えるのは、簡単ではないでしょう。
研修担当者には、参加者のモチベーションや学習意欲の向上、興味・関心を引く進め方が求められます。たとえば、図・グラフを多用したわかりやすいカリキュラムを用意したり、ゲーム形式を採用したワークショップ型の研修を行ったりするのが効果的です。さらに研修のゴールを明確にし、参加者のモチベーション向上を促しましょう。やる気を引き出す仕組みを構築することで、新人研修が「つらい」と感じにくくなります。
また、新人研修が「きつい」と感じるのは、生活環境の変化や精神的プレッシャーだけではありません。目的や意義、研修によって得られるメリットがわからないままでは、「何のために参加しているのだろう?」と懐疑的になるものです。それでは座学を受けても、期待する効果は得られないでしょう
事実、現代においても、新人研修を通過儀礼・恒例行事として扱う会社は少なくなりません。マネジメント層は、新人研修の在り方および実践方法を今一度見直すべきでしょう。

●新人研修のメリットを共有する

研修に参加するメリットを明確化することで、参加者の興味・関心や意欲をかき立てるのがポイントです。特に促したいのが、これから社会人として生きていくための意識変革でしょう。
上記の通り、新入社員は先日まで学生であった若者です。多くは人間関係が狭く、自身の行動に最低限のみ責任のみ持ち、自由に暮らしていていました。高校・大学を卒業して社会人になると、時間的な制限を受けます。
さらに仕事への責任、同僚・上司・部署・取引先との人付き合いなど、個人の好き嫌いの範疇(はんちゅう)を超えた意識や行動が求められるようになります。新人研修は、新入社員に社会人としての自覚を持たせるのに最適なプロセスなのです。そのメリットをハッキリと伝える必要があります。
また、時間的コストの関係で、ビジネスマナーの研修を最低限に留める会社が少なくありません。名刺交換のマナーを筆頭に、適切な電話応対や来客対応は教えるものの、物足りなさは捨てきれません。社内で適切な新人研修を実施できないと判断した場合、ビジネススクールなどから講師を招くのも1つの手です。

●プログラムにグループワークを採用する

研修プログラムにグループワークを採用するのがおすすめです。同期と交流する場やきっかけを持たせることで、仲間意識が芽生えやすくなります。一方で、同期はライバルでもあります。研修中に互いに刺激を受け、仲間として認めあったり、協力して仕事することに「やりがい」を見いだせたりする可能性があります。
結果、組織における自身の役割を理解したり、コミュニケーション能力やチームワークが向上したりする効果が期待できます。

●メンター制度を導入する

従業員にメンターとしての役割を与え、新人研修に参加させるのもおすすめです。これを「メンター制度」といい、すでに現場で活躍している先輩社員に研修後のケアやアフターフォローを任せます。
新入社員からすると、先輩社員は上司に比べて距離感が近く、業務に関する不安・悩み、課題を相談しやすい傾向にあります。

●外部のビジネスセミナーを受講させる

社員研修の専門サービスを利用し、プロの元で指導を受けさせる手法もあります。特に効果的なのがビジネスマナーの研修です。専門講師が担当するため、短期間で効率的にビジネスマナーを習得できます。実際、業務に関する研修は社内で実施し、ビジネスマナー研修は社外に委託する企業は少なくありません。
たとえば、「社員教育研究所」では新入社員向けの研修プログラムを豊富に用意しています。テレワークを採用する企業に適したオンライン研修にも対応するため、社内から研修を受けられるのもメリットです。詳しくは「社員教育研究所」の公式サイトや関連記事をご覧ください。

「新人研修を『きつい』と感じさせないために」

新人研修は、自社の業務知識を学ぶと当時に、学生から社会人に意識変革するためのプロセスです。新入社員が「きつい」と感じるのは当たり前であり、また会社側も避けては通れません。したがって、マネジメント層や研修担当者は、「つらい」と感じさせないよう対策することが必要です。
また、新人研修の質は離職率に影響するファクターです。適切な新人研修の実施が難しいと判断した場合、「社員教育研究所」をはじめとするビジネスセミナーの活用を視野に入れましょう。



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